わが子との相性が悪い場合の気持ちの切り替え方

相性が悪いのだから、どうしようもないし、子どもにきつくあたっても仕方ない。

というわけにはいきません。子どもを傷つけていい理由など一つもありませんから。

そこで、考え方を変えてしまいましょう。

まずは子どもとの相性が悪いのだと割り切って、悩むのはやめましょう。母親のストレスは子どもにも伝わり、どちらにとってもよくありません。

そして、今日から親業のプロを目指してください。

例えば、幼稚園や学校の先生、看護師さんなどにも相手との相性はあるはずですが、気に入らないからと言って、教育や治療をいい加減にしたりはしませんよね。

それは、仕事としてプロに徹しているからです。

お母さんも、母親業という仕事をするのだと考えましょう。

そして、もう一つ、気持ちの持ち方としてお勧めするのは、欧米の親の考え方です。

欧米では、「子どもは社会の預かりもの」と考え、子どもが18歳になるまでは、責任を持って育てます。 でも、子どもが18歳になったら親業は終了、その後は子どもの人生と割り切って自分の力で歩ませます。

いつまでも子どもに干渉する親より、子どもにとってはずっとプラスになる親の姿かもしれません。

いかがですか?

親業を定年退職したら第二の人生、自分のやりたいことをすればいいのです。

ですから、子どもが18歳で、しっかり自立して生きていけるように、プロの親として、子育てに取り組んでみませんか。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」