事実+Iメッセージで信頼関係を築こう!子どもの心に響く叱り方
子どもの心に全く響かない叱り方6つを確認してきました。
さて、次は「子どもの心に響く叱り方」の2つのポイントについてお話しします。
1.事実と感情を切り離す
イライラすると、感情的になってしまいますよね。しかし感情的になってしまうと、やってはいけない叱り方をしてしまいがちです。イライラしてしまわないためにも、先ずは「事実と感情を切り離すこと」を試してみましょう。
人は意識していないと、 事実に感情が必ずくっついてきます。
たとえば、子どもが宿題をやらずにだらだら過ごしているとします。
<事実>
子どもが宿題をやっていない
<感情>
私は子どもが宿題をやっていないことに対して、イライラしている。
イライラしている根本には、「宿題をやらないと、子どもが勉強がついていけなくなるのではないか」という不安がある。
まずはこのようにして、目の前の出来事の「事実」と「今自分はどう思っている?」の感情を切り離して考えてみましょう。
2.アイメッセージで話す
さて、感情と事実をわけて考えた後は、子どもへの伝え方です。
例えば宿題をやっていない子どもに対してです。
私:「宿題をやったの?」
子:「やっていない」
私:「宿題をやっていないのね。(事実確認)私はあなたが宿題をしないことで、あなたの学力が伸び悩んでしまわないか心配なの。」(Iメッセージ)
このように、相手に事実の確認をし、私自身の気持ちをI(私)を主語にして伝えるようにしましょう。
もしYouメッセージをつかって叱ると、「あなたはまた宿題をやっていないの。困ったわね。」というような表現になってしまいます。
しかし、このようにいわれたら、あなたはどんな気持ちになりますか?人格を否定されたような、嫌な気持ちにはなりませんか?
叱るときにはぜひ、【事実+Iメッセージ】を意識してください。
イライラしたまま感情をぶつけて怒るよりも、【事実+Iメッセージ】で子どもに伝えた方が、心に響くものですよ。
ぜひお試しくださいね。