現役女子高生はプロに撮影してもらえる?
――今回の展示は、どういう人に見に来てほしいですか?
森:
特に現役の女子高生でしょうか。(展覧会を)やってる事をまず知られないとダメですね。
武井:
ぼくの場合は、心の底に眠っている初恋の感覚とか、忘れてしまった甘酸っぱい記憶とか思い出してみたい方に。
でも一番は、森さんがおっしゃるように現役女子高生ですね。お越しいただいたついでに、撮らせてもらいたいです。難しいと思いますが「○○学園のコが来てくれました」なんてツイッターに上げられたら良いんですけど。
現役女子高生なら、その場でモデルとして撮影してもらえるかも!? 「イラストと写真で綴る【制服図鑑】」は、東京の神保町画廊にて11月8日(日)まで開催中だ。
森さんが20年前に手掛けたという貴重なトンボ学生服ののぼりが目印。入場は無料なので、近くを通りかかっただけの方でもちょっと覗いてみてはいかがだろうか。
正直、これまで制服に対して「みんな同じで軍服のようだ」と若干ネガティブなメージも抱いていた。しかし、会場でたくさんの種類を見ると「もっと華やかなものだったのだなぁ」と印象が変わった。
学校によって、時代によって、また個人の着こなし方によっても、印象が違う。鎖のような固く冷たいイメージから、繭のような柔らかくて暖かいイメージに変わったように思う。
取材/平原学
森伸之・武井裕之2人展「イラストと写真で綴る【制服図鑑】
<開催日時>
10月23日(金)~11月8日(日)月、火、休廊
開廊時間:12時~18時(金曜日は19時まで)
入場無料
<場所>
神保町画廊(東京都千代田区神田神保町1-41-7安野ビル1階)