専業主婦ママの子どもとの接し方:重要ポイント2つ

たくさんの子どもに囲まれて育つ保育園児と、ママと1対1で過ごすことが多い専業主婦ママの子では、確かに環境に大きな差がありますね。
ですから、専業主婦ママの子が身に付きにくいと思われる部分は、それを補う環境を、ぜひ家庭で意識して作ってください。

1. できるだけ言葉に触れさせる

実は、最近アメリカの複数の大学による調査で、2歳までの言葉の発達(ボキャブラリーの豊富さ)が、将来の高学歴、高収入につながるという研究結果があります。

まずは、耳にする言葉が保育園児より圧倒的に少ないので、子どもにどんどん話しかけましょう。
日常生活の様々な場面で状況や感想を言葉にしたり、子どもにどんどん質問したり、子どもの話を楽しげに聞いてあげたり、本を一緒に読んだりしてボキャブラリーを増やしてあげましょう。

また、家の中だけでなく、できるだけ外に出かけて、様々な状況での会話を聞かせましょう。

もちろん、子どもサークルやお稽古ごとに出かけるのも有効です。

2. できるだけなんでも自分でさせる

幼稚園や小学校に行けば、自分のことは自分でできるというのが最低条件になります。

家庭でたっぷり時間があるからと言って、ママが何から何まで世話を焼いていると子どもはいつまでも自立できません。ママがしてあげるのではなく、子どもが自分でできるように指導していきましょう。
子どもに対しては気の利かないママでいる方がいいのです。

目的を「自立させること」に置けば、助け過ぎることはマイナスになるとわかりますよね。

 

いかがですか?

どちらにもプラスの面もマイナスの面もあります。

専業主婦ママは、共働きのママが持てないような親子の時間をたっぷり持っているのです。

子どもはアッと言う間に成長していきます。子どもと関われる時間をぜひ大切にしてくださいね。

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」