3.お坊さんが仕切る「寺婚

静岡県浜松市にある龍雲寺の住職・木宮さんが発足した婚活イベントがこちら。入会金などは必要なく、2,500円~3,000円程度で参加できるそう。

参加するためには、あらかじめ吉縁会へ登録する必要があります。ネットでの登録は行っておらず、参加する本人が受付期間中に直接お寺へ行くことが条件です。登録が済めば、その後の参加申し込みはネットでできます。ひと手間かかる分、真剣に結婚を考えている相手に出会えるはずです。

寺婚の大まかな流れとしては、

1)開会式(良縁祈願・お話)
2)仏教体験(和菓子作り体験、座禅体験などあり、毎回異なる)
3)談話時間(5分×人数)
4)自由談話(時間の都合でなくなる場合もある)
5)申請時間
6)閉会式

吉縁会のイベントは、お坊さんがボランティアで行っているため、参加者による事前準備も必要です。その一つが自分の名前や連絡先などを書いて、当日相手に渡す「申請カード」と封筒です。実はこの申請カード、木宮さんの話によると気になる異性がいれば何人でも配っていいそうです。

「私は最初に、結婚相手を探しに来たのならやめた方がいいと伝えています。というのも、短時間で相手のことを理解し、判断するのは難しいですから。それよりも、このイベントを機に連絡を取り合い、関係性を築いていく方がいい。当日両思いにならなかったお二人が結婚することもよくあります」

寺婚では、お坊さんによるお話が聞けることもメリットの一つ。「自分をよく考えるいい機会になった」と感想を述べる参加者もいたのだとか。自分の中の結婚観が変わるきっかけにもなりそうです。

参加費:2,500円~3,000円(内容により異なる)

*

今回紹介した3つの婚活イベントは、コンセプトやシチュエーションはもちろん、出会える異性のタイプも異なります。いずれにしても、楽しむくらいの気持ちで参加するのがいいのかもしれません。

ライター。編集プロダクション勤務を経てフリーに。主な執筆分野は育児、健康、企業の採用案件など。“嫌いじゃないけど好きではない”料理との向き合い方を模索中。一児の母。

過去の記事