ママパパたちとは全く違う! 爺婆たちが重視するもの

3049歳の親視点では「子供の様子が心配」「孫の側にいて、成長を見たい」とう点が共に40%と多く、5069歳では「孫の側にいて、成長を見たい」が最多となりました。

相手の様子が気になるという点が多いというのは子視点と変わらずという結果に、二世帯が互いを思いやり、見守りながら暮らす点を重要視していることが分かりました。

「二世帯近居」のメリットまとめ

調査の結果、近居には5つの主なメリットがあるようです。

(1) ほどよい距離感

互いに干渉しあわない、ちょうどよい距離感が近居の最大の魅力です。

(2) すぐに駆けつけられる

親にも、子にも、孫にも、ケガをしたときや風邪を引いた時など何かあったときにすぐ駆けつけられる安心感もあります。

(3) 関係を修復できる

遠くで暮らすと疎遠になりがちになり、同居だと余裕がなくなり思いやりが持てなくなることも多いそうですが、少し離れることで大切さがわかるように。

(4) 経済的なメリットがある

子視点に多い意見になりますが、孫の面倒を見てもらうことで保育園料が浮くなど出費を抑えることが多く、何かと経済的なメリットを享受しているようです。

(5) 嫁・姑問題の回避に

同居だとどちらかが気を遣ってしまうことが多いこの問題。近居であれば直接会う機会が減り、気兼ねなく生活できるのが魅力です。

調査結果からも分かるように、近居には精神的、経済的にも多くの利点があるようです。

筆者も出産後は実家の最寄り駅と同じ沿線に引っ越したため、子供の面倒を見てもらう事が多くなりました。親も想像以上に子供をかわいがってくれ、また目や足が悪い親の買い物をサポートすることも増えました。

お互いを気にかけながら親子関係を良好に保つことができる“近居”。今後は居住形態の主流になってくるかもしれませんね。

 

出典:野村不動産アーバンネット株式会社「同居・近居に関する調査結果報告 」

編集プロダクション株式会社イメージング・ワークス勤務。首都圏のおでかけ情報誌を中心に、雑誌の編集・ライティングを行う。2012年末に娘を出産し、人生観が約90度変わる。ライフワークバランスについてゆるりと考えつつ、子連れで行けるイベントや遊びスポットを日々模索中。