あなたの周りのママ友や先生の中には“話しかけやすい人”と“話しづらい人”がいませんか。婚活パーティや異業種交流会に参加したとき、名刺交換の列が出来るオーラを出している人となぜか近寄りがたい壁を作っている人がいます。どこが違うんでしょうか?

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“好かれる人になるには“についてお話ししたいと思います。

“話しにくい親”

筆者は保育園や幼稚園の保護者会に講師として呼ばれて講演をする機会がよくあります。

いくつか訪問した園の講演会の中で始まってまだ数秒しか経っていないのに、ビンビンと感じる嫌な空気の園がありました。

それは聴衆の中の数人が私の目を見てくれなかったり、笑顔の一つもなかったり、うなずきがない場合です。

子育て講演会はお母さんの参加率が高いのですが、そんな中、お父さんがちらほら参加しているケースがあります。

男の人が苦虫を噛み潰したような顔をしていたり、腕組みをして聞いていたら、こっちは居た堪れなくなってしまいます。さっさと話を終えて帰りたくなってしまいます。

でも、まだ、何も話をしていないのですから「話の内容に納得がいかない」だとか「私たちはそれには反対意見です」という訳ではありません。

要は“話を聞く態度がなっちゃないだけ”なんです。“人の話を聞く姿勢“の躾を今までされてきていないんでしょうね…

みんな気づいていない? 内面と違う態度

私が永遠に長く感じる1時間半の講演会を終えて帰ろうとすると、長蛇の列ができます。

そして「とても共感しました、ためになりました」「私は○○で悩んでいるんです。教えてくださいませんか」「前から本を買って読んでいてファンなんです。サインしてください」なんて言われて拍子抜けすることがあります。

「なんだ、怒っていたんじゃあないんだ~。だったらなんであんな態度をとっていたんだあ~」と思います。心で感じていることと表に出している態度が一致していないんですね。

自分の姿は自分では決して見ることは出来ません。動画で撮影してみると自分の立ち振る舞いがよくわかります。映像が「こんな態度は止めなさい!」と正直に教えてくれます。映像を見ると無意識にとってしまっている姿勢が映し出され恥ずかしくなることもあります。

講演のプロがやっている裏技

話しやすい聴衆とはずばり、話をしているとき目を合わせてくれる人達です。しかも、しかめっ面をしないで笑顔でコックリコックリと首を縦に振ってうなずいてくれている人たちのことです。

講演者はその人たちのことを“コックリさん”と呼んでいます。