「こじらせ行動」はここまで変えられる!

ここからは、女性が犯しがちな「こじらせ行動」を減らし、「しあわせ行動」を増やす具体的な方法をご紹介。

(1)彼が全然連絡してこない場合

女性が積極的すぎると男性は引いてしまう……と思って黙っていると、なかなか彼から連絡が来ない場合も。

そして、つい「なんで連絡してくれないの?」「どうして声をかけてくれないの」「なぜ、〇〇してくれないの?」と、彼を責めるような言い方をしてしまうのが「こじらせ行動」です。

そういう時は、「なぜ」は彼に聞かないこと。「なぜ、そう思うのか」自分に聞こう、と鶴岡さん。

大体の女性は、心の奥で「愛されたい・大切にされたい」と願っていますよね。問題は連絡が来ないことではなく、それが愛されていないからだと解釈する癖なのでしょう。

妄想がある。そうと気づくだけでも、彼をなじる「こじらせ行動」は減らせます。

 (2)LINEの返しを催促せずにはいられない場合

彼にLINEの返信を催促したり、返信が来ないうちにこちらが連投したり……といった自爆LINEも、よくある「こじらせ行動」ですね。

彼から返信がない理由の一つに、彼女が何を考えているのかが分かっていないからだ、ということが挙げられます。

LINEを単なる業務連絡に使っている男性だと、LINEを欲しがる女心が理解できないわけです。

それなら、「LINEをもらえて嬉しい」「〇〇くんからこういう連絡が来てしあわせ」といった、感謝や喜びの感情を伝えるのが必要だとするのが、鶴岡さんのアドバイスです。

返信をせがみそうになったら、代わりに、彼からのLINEは嬉しい・楽しい・面白い……などと、ポジティブな感情表現を工夫してみて。

LINEに興味がなくても、彼女を喜ばせるのは彼だって嬉しいもの。

彼に「自分は彼女をしあわせにできる!」という存在意義を感じてもらえば、彼の出方も違ってくるのではないでしょうか。

(3)「男性」は何を喜ぶのかと考えてしまう場合

多くの「こじらせ行動」は、彼女が彼のしあわせを知らないことで起きる、と鶴岡さん。

「 “男性”はどうしたら喜ぶのか」と考えてしまうせいで、空回りしている女性が少なくないとしています。

男性はこうされるのが好きなことが多い……という法則のようなものは確かにあるものの、すべての男性が喜ぶ方法はありません。

たとえば、大概の男性は「カッコイイ」と言われるのを好むけれど、彼は「可愛い」と言われる方が好きということもあり得ます。

なのに、彼その人に当てはまらないことをしては「なんで通じないの……?」と不満を膨らませてしまっては、またまた「こじらせ」の暴走パターンに。

「男性」ではなく「彼」は何にしあわせを感じるのかにフォーカスすると、「しあわせ行動」がとれます!

常に彼のことで頭の中をいっぱいにしているタイプの女性は、恋愛に膨大な時間とエネルギーを注ぎこんでいます。そのエネルギーを有効活用して、男性全般ではなく彼個人を研究してみて。

自分のこじらせ行動パターンをつかめば、「今こじらせそうだな」と思ったその時、一歩前で止めることもできますね。

また、彼に寂しさやつらさなどを訴える方向に行っていたのを、「こうしてもらえると私は嬉しいな」という自分発信に変えることで、コミュニケーション上手になれます。

「こじらせ行動」に走りそうになった時ほど、「しあわせ行動」をとるチャンス!

意識的に書き換えを行って、「しあわせ行動」を増量していきましょう。

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。