美しい! 曲線が描き出す体の形とねじれ
――女性を美しく描くにはどうすればいいのか?
人それぞれに正解があると思います。今回は、「女性が女性を描く」という観点から2人のアーティストさんを紹介します。1人目はみさかほ穂さん。
「曲線をすごく誇張しています。そこから生まれる美しさを観ていいただきたいです」
みさかほ穂さんは、肉体の形やねじれを意識して絵を描いています。軟らかな曲線が描き出す女性の姿は、可愛らしさの中に、ドキッとさせられる艶めかしさがあります。
フェティッシュな魅力が満載!
2人目は、みさかほ穂さんとは対照的に、細かい線でフェティッシュな絵を描くりこさん。
「『口』をテーマにした絵を描いています」というりこさんは、口枷や拘束具に意味を持たせて絵に取り入れています。某企業のプロモーション用に描いたウエディングの絵では、「処女性の喪失」を表現しました。
「暗いけれども、パッと見可愛い」を意識した作品は、40代を中心とした年配男性に人気があるとか。「本当はロリータな女の子に見てもらいたいんですけどね」とりこさんは苦笑い。
“毒カワイイ”美少女ニーソのふたり組
「みみずくさ~ん!」と声をかけられて振り向くと、そこには玉響桃乃さんの姿が……。玉響さんは、「日本ローレグ・ライズ協会」(ロー協)の公式モデルとして活動する美少女です。
玉響さんの隣にいるもう一人の美少女は死神あゐくさん。今回『Poison Parfait』としてデザフェスに初出展しました。
「『Poison Parfait』は『毒カワイイ』という意味です。たとえば、パステル系に黒をガツンと入れたりして表現しています」
あゐくさんがデザインしたセーターやTシャツはユニセックスですが、二―ハイソックスは女の子向けです。
美少女たちの脚を彩る「毒カワイイ」。「毒」「病」「滅」などの言葉が目に飛び込んできて、心に刺さります。