アニメ映画では「世界一」
ディズニーの第2の黄金期を支えたのが『ライオン・キング』でした。
この作品の興行収入は、全世界で約9億8,000万ドルでした。
この数字は、2013年に公開された『アナと雪の女王』や、2010年に公開された『トイ・ストーリー3』に次いで、アニメーション映画では3番目の記録となっています。
ちなみに、物価の変動を調整した金額の場合、1937年公開の『白雪姫』、1961年公開の『101匹わんちゃん』に次いで、こちらも3番目の記録となっています。
ただ、セルビデオは約5,500万本を売り上げており、こちらは映画史上最多本数となっています。
さらに、劇中歌を集めたサウンドトラックの売り上げも、約1,500万枚に上っており、こちらもアニメ映画では世界一となっています。
一度作られたのに、またカットされた曲がある?
主人公であるライオンの「シンバ」と、プライド・ランドの王として君臨する、シンバの父「ムファサ」。
映画の中では、執事として仕えるサイチョウのザズーから、ムファサが「朝の報告」を受けるシーンがあります。
実は劇場版では、この「Morning Report (朝の報告)」のシーンはありませんでした。
もともと、このシーンで使われている曲は、ミュージカル版のために作られたのです。
その後、2003年に発売された「スペシャル・エディション」で、新しいアニメーションとともに追加されました。
ただ、ミュージカル版では、2010年から「Morning Report」などのシーンはカットされています。