1994年に公開された、ディズニー映画『ライオン・キング』。

この作品は世界的に大ヒットとなり、ディズニーの「第2の黄金期」を支え、数々の記録を打ち立てました。

2015年12月2日、そんなディズニーの名作が『ライオン・キング ダイヤモンド・コレクション MovieNEX』、シリーズ3作がセットになった『ライオン・キング トリロジー MovieNEX』として発売されました。

今回はMovieNEXの発売に合わせて、作品をより楽しく鑑賞するための5つのトリビアを紹介します。

 

映画冒頭のメッセージは、事故死したディズニーの社長へ捧げられている

劇場版では冒頭に「In Remembrance of FRANK WELLS. President of The Walt Disney Company from 1984 - 1994」というメッセージが表示されます。

これは、当時ディズニーの社長を務めていたフランク・ウェルズに対して、哀悼の意を込めて加えられたものです。

ウォルト・ディズニーの死後、なかなかヒット作に恵まれず、経営が低迷していたディズニー。

フランクは、パラマウント映画を立て直したマイケル・アイズナーとともに、ディズニーの経営再建に取り掛かりました。

マイケルとフランクの手によって、『リトル・マーメイド』をはじめ、『美女と野獣』や『アラジン』など、数々のヒット作が生み出されていったのです。

低迷していたディズニーは息を吹き返し、「ディズニー・ルネッサンス」「第2の黄金期」と呼ばれるようになります。

しかし、『ライオン・キング』の公開を目前に控えていた1994年4月、乗っていたヘリコプターが墜落して、フランクは突然この世を去ってしまいます。

ライオン・キングが公開されたのは、その年の6月15日のことでした。

映画冒頭のメッセージは、そんなフランクへの感謝の気持ちも込められているのです。

 

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