おかしい?と思ったら、躊躇せずに受診を

 男性不妊について「全ては習慣から来ることなので、男性側の特効薬はない」と小堀先生は話します。精子の減少は人類全体の流れであり、残念ながら、夫婦単位でどうこうできるものではありません。

大切なのは、適切な時期に、適切な治療を受けること。夫婦それぞれ、今の身体がどういう状況であるか専門医に診てもらい、客観的な判断をしてもらうことです。

夫婦で悩んでいるところに、第三者である専門医が入ることで、新たな展開が生まれる可能性は大いにあり。

半年ないし一年以上、性交渉があるにもかかわらず妊娠しない場合は、受診を考えてみてください。

大切なのは、夫婦のコミュニケーション

二人目不妊の悩みは、女性のほうが深刻にとらえるケースが多いようです。

子育てをしていて、周囲から「二人目はまだ?」などと声をかけられ焦ってしまうのは女性。男性はどこか「一人できたのだから、そのうち出来るだろう」などと、軽く考えてしまいがちです。

二人目が欲しいことについて、きちんと伝えること。場合によっては、受診など、協力してほしいことがあるということ。

デリケートなことだからこそ、軽く話すのではなく、しっかり向かい合って伝えましょう。男性は、察することが苦手です。

気づいてもらうことを待つのではなく、自分から積極的に対話する機会を持ちましょう。コミュニケーションをとればとるほど、妊活はうまくいくはずです。



以上、二人目不妊についてお伝えしまた。夫婦で共通のビジョンを持ち、できることから実践してみてください。

<参照>
泌尿器科専門医 小堀善友氏×NOZZE.代表 須野田珠美氏 対談 結婚の◯◯学「第4回目 : 男性不妊学

【取材協力】一般社団法人 結婚社会学アカデミー

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。