続いては、「子どもを持たない」と答えた人の意見を見てみましょう。

40代という年齢を考え、産まない道を選ぶ人、無理して子どもを持とうとはしない人も少なくありません。

ふたりで生きていく人生を選んだ

「45歳のときに結婚しました。夫は2歳上でふたりとも40代後半に差し掛かっていたこともあり、はじめから子どもは望んでいませんでした。現代医療の力を借りれば、無理ではないのかもしれませんが、限りなく難しいと思っています。

仮に結婚して1年以内に授かったとしても、子どもが成人するとき私は66歳になっているわけで…。年齢的なこともあり、夫婦ふたりで生きていくのが最善だと考えてきましたね」(48歳/女性)

年齢的なことを考慮して、子どもは最初から望んでいない、との声も。子どもを持たなくても、「この人と一緒にいられたらそれで幸せ」という思いがあって、結婚に至ったとも語ってくれました。

そんなパートナーがいたら、ふたりで幸福な生活を送ることができそうです。

子どもはいてもいいし、いなくてもいい

「8歳年下の夫と結婚して1年。彼はまだ若いですが、私は40代になっていて、高齢出産になります。だから子どもを積極的には望んでいません。

とはいえ、子どもがいたらいいなと思うこともありますし、彼と私の子どもに会ってみたいなという思いもなくはないです。愛する人と子どもを作りたい、という思いは20〜30代のときには持っていました。当時は結婚するつもりがなかったので、その願いが叶うことはなかったわけですが…。

40代になった今は、子どもはいてもいなくてもいいと考えています。いたらいたで楽しいし、いなくてもふたりでこのまま楽しく過ごしていける自信はあります」(42歳/女性)

子どもはいなくてもいい、という思いがある一方で、心に揺らぎも抱えている女性。パートナーが年齢的に若いことから、子どもを考えないわけでもないようです。

いてもいなくても、どんな人生になったって、パートナーと良い未来を作っていける。そう信じている人にはしなやかな強さがあると感じます。

オトナ婚をした人たちの生の声をお届けしました。結婚=必ずしも子どもを持つわけではなく、ふたりで生きていく道もある、と改めて感じた取材でした。

これからオトナ婚を考えている方は、オトナ婚の先にある子どもを持つか持たないかというテーマと、じっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。