3: 趣味をガンガン深めている

「彼女が数年前からラグビーにハマっています。観るようになったきっかけを聞いたら、『五郎丸選手がカッコよかったから』というミーハーな感じだったんですが(笑)。

その後の深掘りの仕方がマニアックで、なんて男前なんだと思い、ますます好きになりました。

いろいろなチームの試合を見にいくだけでなく、家で動画をチェックしたり、ルールを勉強するために本を買ったり、暇さえあれば調べ物をしたり、ラグビーファンの交流会に行ったり……。

とにかく深めようとする姿勢がアツいんですよ。その情熱がカッコいいなと思いましたね」(30歳/IT)

表面的な追いかけ方ではなく、その分野にどっぷり浸かってマニアックに追い求めようとする…これって、物事との真摯な向き合い方だと感じますよね。

4: 周りをよく見て、正しい行動を選ぶ

「彼女と電車に乗っていたとき、優先席の前に妊婦さんが立ってたんです。臨月かなと思うくらい、お腹がすごく大きかったのを覚えています。

一方、優先席にはスマホを見ながらくっちゃべってる高校生風の若いカップルがいて、妊婦さんに気付いていないのか、気付いているのかわかりませんが、席を譲る気配がまったくなかったんですよね。

すると彼女が『ちょっと君たち、もっと周り見てよ。目の前に妊婦さんいるでしょ。気ぃ使おうよ』と注意したんです。

カップルはブスッとした顔で席を立って、その場から離れたところに移動しました。彼女は正しいことをしたと思います。

僕は弱い人間だから、知らない人間に注意して絡まれたら嫌だな……と思って何もできないタイプで、こういうときにガツンと言えません。

彼女の男気あふれる行動がカッコよくて、ハラハラしながらも見惚れてました」(25歳/IT)

勇気のいるような行動を躊躇なくできる姿は、男気あふれる行動の代表例。自分もそんなふうに振る舞えたら…という憧れにもつながりそうです。

今の厳しい世の中を生き抜くのに必要なのは強さです。でも、ただ強いだけではない、しなやかな強さというのが適切かもしれません。

ここでご紹介した“男前”な言動はすべて、柔らかな強さのように感じます。

自分はそれを持っているか、見直して意識してみると、彼をもう一度惚れ直させることができるかもしれません。