実際に教えておくべき、4つの事はコレ!

(1) 時計がわかる子にしておく

幼児期にある程度、時計を読めるようにしておきましょう。

幼稚園・保育園では子どもがボーッとしていても「さあ、次は○○をしてね」と先生が一人一人にきめ細かく指示を出してくれていました。

でも、入学後は時計を見て次の時間割の準備をしたり、休み時間の終わりを知る必要に迫られます。もちろん、チャイムは鳴りますがこれだけに頼っていると前もって予測して準備することが出来ずに、始業の音を聞いて慌てて「わあ、トイレ行っていなかった」とお手洗いに駆け込み焦ることになります。

時計は算数で単元としては習いますが、時計を意識する生活体験がなければ紙面上のお勉強で急にわかるようには残念ながらなりません。

(2) 持ち物管理を自分でさせる

教科書、筆箱、体操着など自分のものを自分で管理させましょう。小学校では幼稚園のように先生が一人一人のランドセルを開けて準備してくれません。

まだ幼児でも幼稚園や保育園に持っていく通園バックの中身、タオル、テッシュ、着替え、連絡ノートなどの出し入れはお母さんが全部やってしまうのではなく、子どもにやらせて習慣化させておきましょう。

(3)ひらがなをある程度、読み書きできるようにしておく

今は「幼児期からある程度読み書きをしておいてほしい」と明確に園側に伝える“幼稚園・小学校の一貫教育”を薦める自治体も出てきました。

ところが、まだまだ時代錯誤的な感覚を持っている舅や姑から「わしが子どもの頃はひらがなを全く読めなくても、小学校に入ってから担任が教えてくれた」と言われることがあります。

しかし、今は時代が違います。ゆとり教育ではなくなり授業のスピードも早いです。更にクラスの8割近くの子どもが自分の名前を読めて書ける状態で入学してきます。ですから担任は大多数に合わせて授業を進めていきます。