その2:自律訓練法
薬の服用に加えて行ったのが、病院で教えてもらった「自律訓練法」です。冷え症は自律神経失調症のひとつ。「自律訓練法」はそうした自律神経系のバランスを回復させるリラクゼーションの方法です。気持ちを落ち着け、いくつかのフレーズを繰り返してイメージすることで、心と身体をリラックスさせます。
<準備>
背筋を伸ばして椅子に深く腰掛けるか、両手両足を軽く開いて仰向けに寝て、気持ちを落ち着けます。
<やり方>
以下のフレーズを心の中で3回程度唱えながら、体がそのようになる感覚をイメージします。
行う時間は全体で3分~5分が目安です。
1. 手足が重たい
2. 手足が温かい
3. 心臓が静かに打っている
4. 楽に呼吸している
5. お腹が温かい
6. 額が心地よく涼しい
背筋を伸ばして椅子に深く腰掛けるか、両手両足を軽く開いて仰向けに寝て、気持ちを落ち着けます。
<やり方>
以下のフレーズを心の中で3回程度唱えながら、体がそのようになる感覚をイメージします。
行う時間は全体で3分~5分が目安です。
1. 手足が重たい
2. 手足が温かい
3. 心臓が静かに打っている
4. 楽に呼吸している
5. お腹が温かい
6. 額が心地よく涼しい
最初はフレーズ通りの感覚を得るのが難しいかもしれませんが、できなくても焦らないのがポイント。私は何日か繰り返すうちに徐々にできるようになり、特に寝る直前、ベッドの中でやると気分もほぐれて心地よく眠れました。
そして、私の冷え症は漢方薬と自律訓練法で多少上向きになりつつあったものの、頭痛や疲れやすさがまだひどく、12月を迎えても前向きに物事に取り組めない状態がたびたびありました。
その3:採血で血中の栄養素を測る
そこでもっと根本から治療をするため、血中の栄養素を測定する血液検査をすることになりました。やり方は、健康診断などのそれと同じです。
(写真はイメージです)
そして1週間後、結果を見た医師曰く「鉄分がこんな数値の患者さんは見たことがない」。基準値を大幅に下回る数字を見せつけられ、さらに長年たくさんの人を診ている医師に驚かれ、その後の私は「はあ…」と力なく相づちを打つばかり。
ほかにもたんぱく質や酸素を体内に運ぶヘモグロビンの不足(=貧血)を指摘され、本当の意味でのヤバい状態を突き付けられたのでした。
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