「まだ寒いから、日焼け止めは必要ない?」と思っていませんか?それは間違いです。

2005年と2015年の気象庁のデータ「日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ(観測地:つくば)」を比較してみると、10年間で真夏の紫外線が驚異的に強くなっています。

更に、10年前(2005年)から紫外線は2月後半・3月から既に「中程度」、真冬の寒い時期にも「弱い」紫外線が降り注いでいるのがわかります。つまり、私たちは1年中紫外線を浴びているのです。

そこで今回は、今日、今すぐにでも意識していただきたい正しい紫外線対策法を紹介します。

気象庁|日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ

お天気が悪い冬の日も、すっぴんは危険?

紫外線は、UVAUVBUVC3種類がありますが、波長の長さが異なるため、UVCはオゾン層で吸収されてしまい、今のところ地表に届く心配はありません。つまり、目下対策が必要な地表に届く紫外線は、UVAとUVBの2種類ですが、UVBも多くがオゾン層に吸収されますので、その割合は、UVA:UVB=95:5です。

日焼け(皮膚を赤くしたり水疱ができてしまう症状)は、UVBの仕業です。長時間浴び続けると皮膚がんになってしまうリスクもあります。

一方、UVAは波長が長く、厚い雲も通りぬけますので、天気が悪くても安心できません。カーテンも通りぬけてしまいます。だから、家の中にいても、太陽が沈んでしまう時間以外その脅威から逃れられないのです。

また、季節によって強弱があるものの、紫外線は年中降り注いでいます。その強さは、2月後半から「中程度」に強くなり始め、4月には「強い」になってしまいます。

つまり、バレンタインも過ぎた今、紫外線からお肌を守るには、家の中にいてもすっぴんでは危険です。紫外線を浴びたお肌の奥で、しみ、しわ、そばかすが徐々に作られています。これを光老化といいます。