ライフスタイルごとの日焼け止めの強さ

SPAPAの効果の高さとお肌に対する刺激は正比例です。日焼け止めの効果の強すぎるものは、お肌に強い刺激を与え、お肌のトラブルのもとになってしまいます。

お肌に優しい美容液やミルクローションを含んだ化粧下地もお勧めですが、美容成分を含んだことでUV効果が多少低くなってしまいます。美容成分を多く含んだ化粧下地を使うときは、美容成分を多く含んだUV効果低めの下地クリームの上に、UV効果の高いファンデーションを重ねることで、自分のライフスタイルに合ったUV効果を維持することができます。

ただし、下地クリームとファンデーションの重ね塗りで、それぞれのSPFやPAの単純合計で効果が高くなる、というわけではありません。多少の効果アップは狙えますが、効果の目安は、効果の高い方の表示を基準にするのがお勧めです。

日焼け止め効果の目安

ライフスタイルごとの紫外線対策のSPF・PA表示の目安をご紹介しましょう。ただし、あくまで目安であり、個人差もありますので、目安表示を鵜呑みにせず、その日の気温や湿度、お肌の状態、お肌の紫外線に対する敏感度を考えて、自分に合ったものを探しましょう。

・日常使い(外出が多い) : SPF23 PA++以上
・日常使い(室内) : SPF23 PA+以上
・屋外のスポーツ : SPF23 PA++以上
・炎天下の海や山のレジャー : SPF30 PA++以上
・スキー場等の特に紫外線が強い場所: SPF50 PA+++以上

 お肌がデリケートで、お肌のダメージを考えると十分な紫外線対策ができないと思う方は、日傘や防止で日差しをカットするのもお勧めです。

日傘や帽子で完全防備だったとしても、外出する時は、日焼け止めだけでなく、簡単にでもお化粧して出かけるのがお勧めです。日焼け止めは汗をかくとすぐに落ちてしまう可能性があるからです。

寒い時期は汗をかかないと思っているかもしれませんが、気がつかない程度に皮膚は汗をかいています。

 また、赤ちゃんの肌は、大人の肌よりも薄くデリケートですので、大人用の日焼け止めの使用は避けましょう。最近は、赤ちゃんやキッズ向けのデリケートな日焼け止めも販売されていますので、十分に吟味して使いましょう。少しでも不安なときは、薬剤師や医師に相談することをお勧めします。

いかがでしたか。
紫外線の強さに驚いた方も多いかもしれませんが、家の中にいても太陽の光を感じるときは、お肌は光老化が進んでいます。光老化にならないためには、室内でノーメイクのときでも紫外線対策だけは忘れずに!

数十秒の手間があなたの美を守ること間違いなしです。

心理カウンセラー・インテリアコーディネーター・社労士・旧司法試験合格といった多彩な資格を持ち、これらの資格と経験を活かして社労士事務所を経営していましたが、夫の転勤を機に事務所を廃業しました。現在は、資格を活かしたライターのお仕事を細々とさせて頂き、心理学系・医療系を中心としたコラムを書き始めて5年目を迎えています。