3: みんなの前でひとりを叱る

「ある仕事の現場で女性スタッフが後輩を怒鳴りつけているのを見ました。今の時代、完全にアウトな行為です。

あとあと話を聞くと、確かにその後輩のミスでちょっとトラブルになったみたいですが、そもそもみんなの前で叱るのって反則じゃないですか。

呼び出して別の場所で個別に叱るのがマナーなのに、大勢の前で恥をかかせて傷つけて……デリカシーの欠片もないなと感じました。あんな先輩には関わりたくない」(32歳/カメラマン)

この男性の言う通り、管理者としての配慮をまったく感じない事例。

仮にも人の上に立つ人間であれば、もう少し後輩への思いやりがあってもいいのでは。パワハラ案件として取り扱われる可能性も高いです。

4: 服装のセンスを否定して「洋服一緒に買いに行こうか?」と申し出る

「『その服どこで買ったの?』『どうしてそれとそれを組み合わせようと思ったの?』など、僕の服装について根掘り葉掘り聞いてきた女性がいました。

どちらかと言うとファッションに疎い僕にとってけっこう苦痛な時間でしたね……。

結果『もう少しおしゃれを勉強したほうがいいよ。洋服、一緒に買いに行ってあげようか? 私が選んだらセンス良くなるし、カッコよくなるから!』と強気に申し出られて、困ってしまいました。

ズケズケと言い過ぎじゃないですか」(29歳/メーカー)

相手の見た目に関する要素を酷評するのもデリカシーがない、と捉えられる言動のひとつ。とくにおしゃれに自信がない相手であればなおさらです。

傷をえぐられているようで、さぞかしつらい思いをしたはず。価値観の押し付けは相手にとって親切どころか、迷惑行為になりかねません。

「◯◯君に似合いそうなブランドがあるから、良かったら見に行ってみない?」のように言い方を変えるだけで、印象はだいぶ違うものになります。

一度でもデリカシーがないなと思われると、恋愛対象外にされる可能性は高いです。

自分を傷つける存在にそばにいてほしい、パートナーになってほしい、と感じる人はいないですよね。

これは相手が「つらい」「ひどい」と受け止めるものではないか、という視点で考えてから、言葉を発したり行動したりしたいものですね。