はい! かおたんですよね。私が卒業発表をしたから、皆、佐江の話をすることが多くなったこともあると思うんだけど。でも“皆に伝わったんだな”って、かおたんの記事を見て思った。ほんとうに。

“人対人”の関係や“距離感”をつないで、“内部でメンバーを支えたい”っていう一番の願いが形になったかは分からないけど。

でも、“私がしたかったことはこういうことなんだ”って、少なからずメンバーに伝わっていたんだなって、最後のコンサートを通しても確認することができました。

ほんとうに皆が泣いてくれていたことに驚いて。。 同じチームSだった子が、これまでのことを思い出して、感情を表してくれるだけじゃなくて、なかなか関わることができなかった後輩たちまで。。

涙を流してくれたり、声をかけてくれたり、写真撮ってくださいって言ってくれたり、抱きついてくれたり。。 本当に夢のような幸せな時間でした。

ーー最後の花道で、北川綾巴ちゃんは…

頑張ってたねえ。。

ーー佐江ちゃんが花道から退場した後、「本当に卒業しちゃったんだね。。 どうしよう…」って言った、珠理奈ちゃんの言葉には涙が出ました。

え…?

ーー佐江ちゃんがSKEでどういう存在だったか、あの一言で分かったというか。珠理奈ちゃんはそう言った後、綾巴ちゃんへ「綾巴は大丈夫? 」って、話を振るのがやっと、というくらいほとんど放心したような状態でしたね。

そうだったんだ。。。 私もちょうどその頃に意識が戻ったというか(笑)。舞台裏で、衣装さんやメイクさんに「無事に終えられてありがとう」って言ってるときに、耳にしていたイヤホンから聞こえてきたんです。

珠理奈が「どうしよう。。」「綾巴は大丈夫? 」って言ってて。“あ、綾巴がしゃべる… ”と思ったら、「ぅぅぅぅぅううさみしいぃぃ…。わたしも佐江さんから卒業しますうぅぅぅ…」って聞こえてきて。かわいかった。

ーー綾巴ちゃんも呆然としていて。。もちろん、その後の楽曲では、皆さん気持ちを切り替えていましたよ。

でも、その珠理奈が言うさりげない一言が、逆にSKEのファンの方を燃えさせたと思うんです。現場にいた記者の方も、皆さんそう言ってました。あの珠理奈の一言は、ある意味感動的だし、考えさせられる言葉でもあるし、ファンを燃えさせたって。

ーーでも、こんな短期間でこれだけの思いを叶えたコンサートを作られるのって、本当にすごいことだなと思います。

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