子育て世代は今まさに「教育費の支払い」や「住宅ローン返済」の真っ只中。「教育費」も「居住費」も家族にとっては重要であり、どちらも削ることはできません。

家計における優先順位も「教育費」と「住宅ローン」は上位となり、これらを優先させると「生活費」が圧迫され、毎月家計が火の車という家庭は少なくないのです。

「もう少しゆとりが欲しい・・・」そんな想いとは裏腹に夫の収入は上がるどころか下がり続け、この先子供を抱えて自分が働くことになったとしても今の状況が改善されるかどうかは分からず、先の見えない不安を抱えているママも多いでしょう。

そんな時に役に立つかもしれないのが「持ち家」です。持ち家があれば、どうしてもお金が必要な時の救世主になってくれるかもしれません。

そこで今回は、住宅ローン返済中でも大丈夫!意外に知られていない!いざという時のための「不動産担保ローン」の内容についてお伝えします。

不動産担保ローンってなに?どんな人がどれくらい使っている?

住宅ローンはある程度先まで読めますが、教育費はなかなか読めないところがあり、予想以上に資金が必要になるケースが増えています。

教育費の不足を補うものと言えば「奨学金制度」がありますが、それも視野に入れつつ、検討したいのが「不動産担保ローン」です。

不動産担保ローンとは、持ち家(土地および建物)を担保に入れてお金を借りるというものですが、奨学金が子供の教育費しか使えないのに対し、不動産担保ローンのお金の使い方は自由となっています。つまり、生活費や娯楽に使っても良いということです。

人生いつどんな時にお金が足りなくなるかは分かりませんから、使い方が自由な不動産担保ローンはいざという時の備えになる可能性があります。※注意1

では、この不動産担保ローンですが、どんな人がどれくらい使っているのでしょうか。

不動産担保ローン比較コンシェルジュが不動産担保ローン利用者11018人に行ったアンケートの結果によると14.3%の人が利用した経験があると回答しています。

利用者の年代別では、20代が17.5%、30代が14.5%となっており、20代、30代が最も多くなっています。

そして利用者の職業で最も多かったのが「会社員」の49.3%、利用目的としての最多は「生活費」の33.7%となりました。

このような結果から、不動産担保ローンが生活に困った時の助けになっていることが分かりますが、不動産担保ローンは無担保ローンに比べ、「低金利」で「長期的」に借りられるというメリットがあることから、特に子育て世代は知っておくと良いかもしれません。

※注意1 不動産担保ローンはさまざまな条件があり、持ち家があれば必ず融資されるというものではありません。