ここからは関係ない話です
さて、ここからが本当にわたしが言いたかったことで、フードは最早まったく関係ないですが、よければご覧ください。
カラオケでは自分の好きな曲を好きなだけ歌えるという利点がありますが、どうしても独りよがりになってしまうのも事実です。そういう時に意識すべきなのが、「自分が歌っている間にいかに友達を楽しませるか」です。エキセントリック少年ボウイのオープニングを歌う的な「そもそも面白い曲を選ぶ」というのは最早自殺行為なので紹介しません。
明日から使えるおもしろ選曲のカテゴリーは、これです。
です。最新ヒットチャートではありません。70~90年代の国内の歌謡曲です。良さを1つずつ説明いたします。
・誰でも知ってる
昔の有名な曲は、よっぽどの世間知らずでない限りだいたい聞いたことがあるものです。馴染みのある昔の歌謡曲をあえて今歌うことで、歌詞の良さを再認識させることが出来るのです。スナックなんかで歌ってもお年を召した方々に「よく知ってるねえ!」と気に入られるかもしれません(行ったことないけど)。
・不思議な状況で登場する本人の「良さ」
昔のプロモーションビデオは何故かシュールなものが多く、時代を彩ったスター達が「それどういう状況?」と首を傾げたくなるような登場の仕方をしてきます。自分が歌ってる合間に、「ここで本人が出てきて◯◯するんですよ!」とマイクを通して伝えてあげることで、他の人の視線をデンモクでなくあなたの歌と本人映像に向かせることができるのです。
・昔の歌謡曲はカラオケに最適
最近の曲だとやたら前奏や間奏が長くて一曲の演奏時間が冗長になってしまうものがあったり、そもそもめちゃめちゃ高音で歌うのがしんどかったり、というものが少なくありません。ですが昔の歌謡曲は前述の通り誰でも知っている上に音域に幅が狭く、歌いやすい曲ばかり。メロディのパターンも限られているのですぐ覚られることに加えて間奏はほぼ無くすぐ終わるという、カラオケのために生み出されてきたような曲が多いのです。
ということで、わたしたちが選んだ「今カラオケで歌うべき本人映像曲」をご紹介いたしますので、ぜひカラオケに行った際にはお試しください。
熱い本人映像曲01 - 君といつまでも(加山雄三)
まずは「君といつまでも」。こちらは歌いやすさの極地に位置するほど簡単に歌える曲な上に、あの有名な「幸せだなァ…」という一連のセリフが間奏で入ります。ここで意中の女性を見つめながら語ると安定した笑いをとることができます。そして若大将がめちゃめちゃかっこよく佇んでいる姿は誰もが心を奪われることでしょう。
熱い本人映像曲02 - 昴(谷村新司)
長年愛される谷村新司の代表曲「昴」なのですが、本人映像では崖の上で仁王立ちをする勇姿を拝むことができます。
かなりかっこいいんですが…最後は何故か巨大な闘気を放ちます。崖に立っているのですでに面白いのですが、このオチを誰が予想できたでしょうか?
熱い本人映像03 - さよならをするために(ビリー・バンバン)
ちょっとしっとりした曲なのですが、こちらもかなり簡単に歌い上げることが出来ます。
また本人映像では、オルゴール館でハンドルをグルグル回したり、木の陰からひょっこり顔を出したりという曲調の割にかなりほっこりする映像が流れるのでこちらもオススメです。
熱い本人映像04 - いい日旅立ち(谷村新司)
山口百恵の名曲「いい日旅立ち」、実は谷村新司が作詞作曲を手がけていました。なので本人映像では終盤でいきなり谷村新司が登場し、海辺で女性といちゃつく姿を見ることができます。
事前に「この映像の中のどこかにチンペイ(谷村新司のニックネーム)が現れるので、見逃さないようにしてくださいね!」と言っておくとみんなが画面に釘付けになり、実際に出てきた時の爆発力の凄まじさは想像に難くありません。お試しください。
熱い本人映像05 - 勝手にしやがれ(沢田研二)
沢田研二(ジュリー)の名曲です。これはライブ映像でして、1番が終わったあとジュリーが舞台の端に猛ダッシュして近辺のお客さんを沸かせるという演出があるのですが…なんと2番にセンターマイクの場所まで間に合わないんです。
ここで「もっと走れ~!間に合わないぞ~~~!!」と叫びながらジュリーを応援してあげると部屋が一体感に包まれます。
また、サビの部分では
皆で手を振るとかなり盛り上がれます。サビとジュリー応援のこのコンビネーション。非常にオススメです。
熱い本人映像06 - ワインレッドの心(安全地帯)
玉置浩二が組んでいた安全地帯の名曲。こちらは始まった瞬間に必要以上にバチっと決めたメンバーが強力な光を背に受けながら魚鱗の陣形を組んでいるという、この時点ですでにお腹いっぱいになります。
熱い本人映像07 - また逢う日まで(尾崎紀世彦)
男女の別れを描いた尾崎紀世彦の大名曲。歌っていて気持ちがいい上に、尾崎紀世彦ご本人のネイティブアメリカンのような出で立ちに目と心を奪われます。
熱い本人映像08 - どうにも止まらない(山本リンダ)
山本リンダの「どうにもとまらない」は、最初「カラオケ映像素材かな?」と思わせるような男性二人のダンスシーンから始まるのですが、歌い出しあたりで艶めかしい山本リンダ本人が登場し、そのまま最後まで無限地獄にはまったかのように踊り狂います。
この世界観は素晴らしいのでぜひフルでの視聴をオススメしたいと思います。
エッチだったので、ARuFaは終始興奮していました。
熱い本人映像09 - ロンリー・チャップリン(鈴木聖美 with RATS & STA)
鈴木雅之&聖美のデュエット曲「ロンリー・チャップリン」は、後ろに桑マンがいて、曲の合間にトランペットを吹いてくれるというニクイ演出が挿入されます。
しかし鈴木雅之が歌っている途中は出番ではなくて暇なのか、隣の人と談笑しているので「おい!歌ってる途中で話すな!」と注意したり、マラカスを持っていて「トランペットじゃねーのかよ!」とツッコミを入れたりすることで最早現場は桑マンの独壇場となります。
ちなみにこちらは同行していたカメラ担当(弊社インターン)が選曲してくれました。わたしは知らなかったので「いい本人映像知ってんジャン…」と思わず褒めてしまいました。
このようにそれぞれが見つけた本人映像を持ち寄って評価する会も開いても面白いかもしれません。本人映像カラオケ大会はまさに無限の可能性を秘めているといえるでしょう。
熱い本人映像番外編 - 新宝島(サカナクション)
サカナクションが最近ドロップした新曲「新宝島」はカラオケで入れると、「カラオケ映像っぽさを緻密に再現した特別PV」が流れます。一見素材VTRっぽいんですが、わざとそのように作っているという一周回った仕上がりになっています。
言われないと特別PVとは誰も気付かないのですが、唯一バーテンとして山口一郎が登場するのでようやく分かるという手のこみよう。こちらは最新のヒット曲なのですがクオリティが最高潮だったので番外としてご紹介させていただきました。
こちらに挙げた曲以外にも、本人映像はまだまだ隠されています。君だけの本人映像カードを組み合わせて最強のデッキを構築しよう!
おわりに
いかがでしたか?
最近のカラオケはただ歌う以外にも様々なオプションサービスがあるので、あまりカラオケが得意ではない人も、上で挙げた本人映像の簡単な歌謡曲をチョイスしつつフードメニューを注文してがつがつ食いまくり、そして映画も見る、という流れもまた楽しいかもしれませんね。ぜひお試しください。
それではさようなら(永遠に)。