完璧主義なお母さん、ようこそここまでお越しくださいました。
えっ?なぜ、あなたが完璧主義かって?
だって、それは子育て本を読んだり、子育てサイトをネットサーフィンしているお母さんって、子どもをテキトーに育てることができない人だからです。
ネグレクト系の人はそもそも本屋の子育て本コーナーなんかに立ち寄ることもないと思うんです。
あなたはきっと真面目で責任感が強く何事も一生懸命で「いいママでいなくっちゃ」「いい子に育てなくっちゃ」と真剣に思っている人なんだと思います。
さて、今から『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“完璧主義は捨てた方がいい理由”をお話したいと思います。
適当に育てるとは
“適当”を辞書で引くと
1.条件・目的・要求にうまくあてはまること。かなっていること。ふさわしいこと。
2.程度がほどよいこと。また、そのさま。
3 .やり方がいいかげんであること。また、そのさま。悪い意味で用いられる。
子育てでいう“適当”とは(1)(2)です。(3)のいい加減に投げやりにするという意味ではありません。鉢植えへの水やりも水をやり過ぎてしまうと根腐れして最後には枯れてしまいます。
だから、あれこれ手かけすぎて子どもを潰してしまうこともあるような気がするんです。
追いつめられるママ
本屋の子育て本コーナーに並んでいる本は“褒めて育てましょう”“怒らない子育て”“頭がいい子にする方法”“ママは笑顔でプラス思考で”といったものが大半です。
また書籍以外でも同じようなことをテーマにした子育てセミナーは数多く開かれています。もちろん、そうなれれば楽ですよね。
しかし!
現実、子育てはそんなに甘くはありません。思う通りには行かないのが子育てです。頭に角を生やして朝から晩まで声を荒げて怒っている人はたくさんいます。
自分の仕事や趣味は自分のペースで出来ますが、子育てだけは親の思い通り子どもは行動してくれませんし育ってはくれません。計画通りにはいかないものです。
書籍を読んで講演会に参加して勉強したにも関わらず、“理想のいいお母さん”になれない自分を責めて自己嫌悪に陥り、かえって落ち込んでしまう人が結構いるんですよね。
でも、“褒めて育てる”“怒らないで育てる”ことは出来なくても“テキトーに育てる”ことは手を抜けばいいのですから簡単に出来ますよね。それで却って子どももしっかり育ったりするんです。