夫と打ち合わせしておきたいこと
子育てのマネープランは、自分一人で構築するものではなく、夫婦で考えるべきもの。妻が事前に夫に聞いておいたほうがいいことなどはあるのでしょうか。
お互いの収入・貯蓄額
平野「夫婦といえども他人ですから、数々起こるライフイベントを想定して、その都度、夫婦の考え方を聞き、すり合わせることが大事です。
共働きが増えたこともあって、家計が夫婦別管理の若い世代が増えている傾向があります。しかし、その弊害も生まれています。
例えば、お互いの収入、貯蓄額をまったく知らないがために疑心暗鬼になったり、不安が募ったりします。マネープランを考えるためにも、お互い明らかにした上で話し合いたいですね」
老後資金について
平野「老後資金の確保をするために、退職金の有無、及び、金額の把握は今のうちから夫婦で行っておきましょう。退職金がなかったり、少なかったりする場合は、若いうちから資産運用にチャレンジして、自力で準備する必要があります。
若い世代は、将来、公的年金制度がどうなるかわからないのが最大のリスクですが、老後までの時間だけは、たっぷりあるのが最大のメリットです。
お金とうまく付き合うことは子育てと同じ。時間をかけて慈しんで子どもとお金を育てましょう」
「まだ子どもも産まれていないのに、自分たちの老後のことまで考えられない!」と思ったプレママさんも多いかもしれません。
でも、今の時代の子育てマネープランを立てるポイントは、老後のことまで見通すことにあるようです。ぜひ夫婦でしっかりと話し合って計画しましょう。
【取材協力】平野 たまきさん
『たった一度の人生!明るく楽しく自分らしく』をモットーに、関西中心に1万人以上が受講するわかりやすく面白いマネーセミナーや希望ある元気な個別相談でコアなファンが多い女性ファイナンシャルプランナー。