「こんなに私が忙しくしてるのに、全然動いてくれない!」

「私のことをちっとも理解してくれていない!」

「いつもテレビやスマホにばっかり集中して!」

「なんでこんな大事なこと忘れるの!?」

などなど…。このような夫への不満から、喧嘩に発展、そして険悪なムードになってしまう夫婦は少なくありません。

夫への不満は、男女の性差からきているものがほとんど。男性心理を理解することで、夫婦喧嘩を少なくすることができます。

夫とのムダな争いを避けるために知っておきたい男性心理を4つご紹介します。

1.男は『言わないと分からない』生き物

ご飯の用意に子どもの相手、こっちは忙しく動き回っているのに、呑気にテレビを見て笑っている夫…。

体がしんどくて助けてほしいのに、子どもの世話もせず自分のことばかりしている夫…。

こんな姿を目の当たりにすると、「私の様子を察して、気を効かせて動いてくれたらいいのに!」と怒りが湧き上がりますよね。

しかし、男性には、女性側が求める『言わなくても察してほしい』という思いは通じません。

男性は競争心や闘争心は強い一方、他者に対する共感や調和する能力は女性に比べてめっぽう弱いのです。また、男性には『他人に助けを求めるのはカッコ悪いこと』という心理があります。

なので、あまり人に積極的に助けを求めようとしませんし、他人に対しても助けを求められるまでは助けようとしません。頼まれてもいないのに相手を助けようとするのは相手のプライドを傷つける”無礼な行為”とさえ思っています。

妻に対しても、「自分の手が必要だったら、何か言ってくるだろう」と思っています。

そう、男性は『言わないと分からない』生き物なんですね。

解決策としては、「私が夕食の用意をしている間、子どもの宿題を見てあげてくれない?」と、具体的にやってほしいことを伝えること。その方が動いてくれますし、イライラも争いも防げます。

2.男は『問題解決思考』

夫に仕事や育児の悩み、愚痴を打ち明けたら、「そんなときはこうすればいいんだよ!」と余計なアドバイスをドヤ顔でされてイラっとしたり、「しっかりしろよ、大体お前はいつもさあ~」とダメ出しをされて腹が立った経験、ありませんか?

「そんなの知らないよ、自分で解決しろよ」と冷たく言い放たれ、口論になってしまった女性もいるようです。

妻としては、ただ話を聞いて気持ちを分かってほしいだけなのに…。

「大変だったね」「いつもありがとう」とねぎらってほしいだけなのに…。

なぜ夫は黙って話を聞いてくれないのでしょう?

これは、男性は『問題解決思考』だからです。

男性は、悩み事や愚痴を打ち明けられたら、『解決してあげなくちゃ』という心理に駆られます。

「相手は解決策を欲しくて自分に相談してきているはずだ」と思っています。そして、自分には解決できない問題を打ち明けられると、「なんでそんなこと俺に言ってくるんだ?」とイライラします。

そういう思考の男性に悩み事や愚痴を打ち明けても、不満が溜まるだけです。

もし、どうしても夫に聞いてもらいたいなら、「話を聞いてもらえるだけでスッキリするから、黙って最後まで聞いてて」とあらかじめ言ってから話すこと。

ただ、そうあらかじめ言っておいても、それでもアドバイスやダメ出しをしてくる男性はいるということを頭に入れておきましょう。