電子レンジは特に注意! 加熱調理の心得

多くの食中毒菌は熱に対して弱く、65℃以上で数分加熱すれば死滅しますので、しっかりと熱を通し、この時期は生や半熟、レア状態は避けるようにしたいもの。

特に気をつけたいのが、厚みのある食品や冷凍している食品。熱が通ったと思っても、表面だけで、中心は生の状態のことも。中心まで火を通すように注意しましょう。

電子レンジは、熱が均等に通らないこともありますので、小さく切ったり、途中でかき混ぜたり、上下をひっくり返したりして、均一に熱が通るようにするのもコツです。

ただ、0-157は75℃ 1分以上の加熱、また黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌は熱に強いので、加熱したからといって、絶対に安全ではありません。

調理が終わっても油断大敵

また、調理の際に出たゴミも、他の食べる食品と触れないように、ゴミをこまめに捨てるようにしたいもの。卵は、に食中毒菌が多く存在します。殻を入れていたお皿は、汚れていないようですが、菌が付着していることもありますので、要注意!

いかがでしたか。今回は調理中の食中毒予防法についてご紹介いたしました。調理をしている際、急遽外出したり、席を外したりと、途中で手を止めることがあれば、冷蔵庫や冷暗所に保管するようにしましょう。そして調理する際は、十分に加熱をして再開すると安心ですね。

調理後も次の調理のために、消毒を忘れずに!食中毒予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、やっつける」。調理中は、付けない、増やさない、やっつけるためにも、『買い物』編と合わせ気をつけて下さいね。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。