3. 気持ちの温度差が激しくなって

「私に好意を持ってくれているのは知っていた男友達。

ちゃんと知っていこうと思ってふたりの時間を増やしたのですが、それがいけなかったのか彼がどんどん距離を縮めてきて、付き合っていないのに『今度の週末、泊まりに行ってもいい?』と言い出してついていけなくなりました。

私も好意はあったけど、気持ちの温度差を感じたら冷めていってしまい、でも中途半端に向き合ったのでばっさり切ることもできず……。

LINEや電話でのやり取りが苦痛になってきて、言い訳を作って少しずつ離れました。彼も気がついたみたいで、『俺、何かした?』と聞かれたけど何も言えなかったです。

結局、フェードアウトみたいな終わりになったけど、どうすれば良かったのでしょうか」(26歳/営業)

先に好かれてから関心を向けたとき、自分もすぐに相手と同じ気持ちになれれば良いですが、相手のほうが押しが強いと疲れてしまうもの。

かといって、関わってしまった後では急に態度を変えるのも相手に申し訳ないと思いますよね。

フェードアウトがその答えにはなりませんが、続けられない気持ちを受け止めてもらえればと思います。

4. 元カノがまさかの知り合いで……

「友達と開いたバーベキューである男性と知り合い、お互いにフリーとわかったのでそれからも連絡を取り合っていました。

食事に行ったりドライブしたり、いい雰囲気で過ごせていて、彼からも『俺たち合うね』と言われてうれしかったです。

が、ある日彼から元カノについて打ち明けられて、よくよく聞いたらその女性は私の知り合いでした。

しかも別れてから半年しか経っていなくて、何だかお付き合いしたい気持ちがしぼんでしまって……。

彼に本当のことは言えず、申し訳ないと思いながらそれから会うのを止めました。彼からはしばらく連絡があったけど、知り合いの元彼と知ったら以前のような魅力を感じなくなりました」(33歳/総務)

こちらは、自分の気持ちではなくほかの原因でフェードアウトを選んだケース。

「知り合いの元彼」と付き合うことに抵抗がない女性もいるかもしれませんが、「さすがに半年しか空いていないのは無理」と女性は話していました。

せっかく縁があっても、こんな事実を知れば離れる本当の理由は言い出しづらくなりますね。

何も話さずにフェードアウトすることは、相手に対して失礼なだけでなく自分自身も後味の悪い思いをします。

それでも、「本当のことを言えない」場面は実際にあり、伝えるより離れることで終わらせたい、と思うときもあるでしょう。

決して誠意のあるやり方ではないですが、恋愛ではこんな事情でフェードアウトを選ぶしかない女性もいるのですね。