具体的には、新メダル『妖怪ドリームメダル』には“妖気”というものが貯められるようになります。

この妖気は、DX妖怪ウォッチドリームにメダルを入れて貯めたり、3DSのゲームで貯めたりすることが可能。

貯めた妖気によって、DX妖怪ウォッチドリームの音声が変わったり、3DSゲームやレアなメダルが当たる店頭筐体『おみくじ神社』で効果がついたりといった、様々な連動が予定されています。

つまり、ゲームでもおもちゃでも、メダルを何度も繰り返し活用できるわけです。

 

NFCを搭載した理由としては、「妖怪メダルで何か新しい遊びができるようにしたかった」ということで、価格も下がってきたNFC搭載が決まったとのこと。

また、3DSがNFC対応になったことも理由のひとつで、おもちゃとゲーム、それぞれで連動できる点も大きなメリットと言えます。

『DX妖怪ウォッチドリーム』にメダルを差し込むと、ルーレットでランダムにアタリが出るようになりました。

これまでの妖怪メダルはコレクション的な意味合いが大きく、集めたあとに何度も繰り返して遊ぶという要素はほとんどありませんでした。

“妖怪YCチップ(NFCチップ)”を搭載したことで、子供たちの遊び方がどれだけ変わるのかが、新シリーズの売り上げにも関わってくるでしょう。

7月からの展開に期待!

妖怪ウォッチの人気の原動力は、やはり原作の3DSゲーム。ゲームとの連動が、おもちゃの人気にも大きく影響しそうです。

バンダイによると、

「2015年は妖怪ウォッチシリーズの新作はあったものの、続編は出なかったので、売り上げは2014年ほど伸びなかった。2016年は2年ぶりにナンバリングタイトルの最新作『妖怪ウォッチ3』が出ることで、かなりの盛り上がりが期待できる」

と、7月からの展開に期待を寄せています。

新作ゲーム『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』の舞台はアメリカ。人気キャラのジバニャンもアメリカ風に。

『東京おもちゃショーショー2016』でのバンダイブースでは、入り口に妖怪ウォッチの見コーナーを大きく設置。
大きなスクリーンにプロモーション映像を流すなど、同社の意気込みが伝わってきました。

妖怪ウォッチの人気がまだまだ健在かどうか、この夏の新展開で試されることとなりそうです。

『東京おもちゃショーショー2016』のバンダイブース。入口からジバニャンたちがお出迎え。