たとえば、パンにこのソースを薄く塗る。
お好みでベーコンやタマネギ、ピーマンを散らし、オーブントースターで焼く。
全体的に熱が通ったら、とろけるチーズをのせ、さらに数分焼こう。
朝食にぴったりなピザ風トーストのできあがり。
オリーブオイルをかけて焼くと、よりピッツァっぽい味になる。
6枚切りのパンを使ったが、4枚切りにすればボリュームもばっちり。

オムレツ、それが面倒なら炒り卵でもいいが、
卵料理にこのソースをかけて食べてもいいだろう。
ケッチャップでもいいのだが、バジルやオレガノの風味がこたえられない。

 

 




鶏肉や魚の切り身に小麦粉をふり、バターやオリーブオイルでソテーする。

仕上げに、トマトバジルソースをかける。
どこかの洋食屋で食べたことのある料理が自宅で簡単に作れる。

ベーコンやタマネギなどを炒め、このソースを加え、軽く炒める。
ご飯を入れてさらに炒めれば、洋風チャーハン。
ご飯を入れる前、野菜などを炒めているときにソースを加えるのがポイント。
水分を飛ばしてからご飯を入れないと、ベチャベチャした仕上がりになる。

イタリア料理が「イタ飯」と呼ばれるようになるはるか昔。
洋食屋や喫茶店で食べたナポリタンがイタリア料理だと思い込んでいた。
ナポリタンがイタリア料理であろうがなかろうが、あれはあれで旨かった。
一般的にナポリタンにはケッチャップを使うが、
トマトバジルソースで作ると、バジルの風味がきいたナポリタンになる。
ベーコンかハム、タマネギ、ピーマンなどを炒め、トマトバジルソースをからめる。
その中にアルデンテに茹でたパスタに入れ、全体をよく和える。
リストランテでは絶対にありつけない、昔懐かしいナポリタンも、
洋食屋さんのトマトバジルソースがあれば、簡単に味わえる。
ただし、このソースは若干塩分がきついので、控えめに使うといいだろう。

200ml入りで389円
セブンネットショッピングの平翠軒コーナーで購入できる。

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。