高齢出産の増加と様々なリスク
社会進出をしようとも、いくらでもがんリスクは減らすことができますし、社会進出していなくてもがんリスクはあるもの。
確かに高齢出産では、女性の体に思った以上の負担をかけ、がんリスクを高めます。ただ、高齢出産になっているのは、社会進出が全ての要因ではありません。日本の経済が不安定だったり、男性の価値観が変わったり、様々な要因があります。
女性が社会進出することで、社会進出していなかったらできない出会いがあり、結婚というチャンスが巡ってくることも多くあります。
がんリスクを上げるのは社会進出だけが要因となっているわけではなく、多岐の生活習慣が要因となっており、家事手伝いの女性、専業主婦、どんな場面でも起こりうることなのです。
がんリスクを高める生活環境因子
アルコール飲料
飲む量が増えるほど乳がん発病リスクが高まるのは確実です。乳がんだけでなく、口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸がんの原因ともなります。
女性は男性よりも肝機能が弱く、1日10g未満のアルコール量(5%ビールなら250ml、14%のワイン90ml、15度の日本酒90ml)が適量とされています。休肝日を作る、飲む量を考えることが予防につながります。
タバコ
喫煙により乳がんリスクが増加する可能性があります。タバコの煙には数多くの発がん性物質が含まれているので、タバコの煙が触れる口腔や咽頭、喉頭もがんが発生しやすくなりますし、臓器でも胃や肝臓、膵臓、膀胱、子宮頸がんのリスクも高めます。
オフィスでずっとパソコンに向かって仕事をしていたり、家でずっと家事をしていたりすると、ストレスがたまって、タバコを吸いたくなってしまいます。軽いストレッチや深呼吸など、リフレッシュを定期的に行うといいですね。