男性が奢る派

「お金で愛情を測る、というわけではないけれど、一生懸命稼いだお金で払ってくれるのが愛を感じます。」(27歳女性)

女性に多いのがこの意見。自分自身を大切にしているモテ女性は口を揃えてこう言います。愛情の証として、頑張って稼いだお金を、自分に使ってほしいそうです。

「俺らの時代は、女性に払わせるな、と教育されてきたようなもの。マナーとして、払わせられない。」(40歳男性)

40歳以降の男性に多い意見です。女性も、40歳以上の男性とのご飯では、財布を出すのを控えた方がベターかもしれません。

「男としてのプライド持て」(38歳女性)

こんな毒舌意見もありました。「男性が女性に奢る」というのは一種のステイタスとも見られるため、それをしない男性は「プライドがない」「格好悪い」と女性に思われることが多いようです。

「デートのために「化粧」とか「洋服」とかに「お金」をかけてくれた「お返し」と男性が言ってくれた時は、好きになりそうになりました。」(30歳女性)

紳士と呼ばれる男性たちの考え方です。女性の身支度にかかる労力や費用を想像してくれる気遣い力にも脱帽です。

「ライバル男たちは間違いなく、自分の好きな女にメシを奢ってるはずだからです。」(29歳男性)

恋愛市場で頑張って生き抜き、モテ層にいる男性の意見です。落としたい女性がいて、そのためには食事くらい奢りたい。そして、数多くいるだろうライバルたちも、きっとこの美しい女性に奢っているだろうから俺も奢る。という意見です。

こんな肉食系男子に奢ってもらえたら、本気度を感じられて嬉しいですよね。

「本能的にオスの仕事は、メスを飢えさせないこと、安定的に食事と安全を提供することなので」(33歳男性)

モテメンの意見です。さすがですね。男女平等云々、などの観念ではなく、もはや本能的に、奢るのは仕事とのことです。

この論争に参加すればするほど、デートにおける食事は、ただお腹を満たす行為ではないことを実感します。もちろん個人差はありますが、20代は割り勘派、30代以降は男が払う派が多いですね。育った時代によって、考え方の主流というものがあるようです。個人的には、モテメンは奢る、モテ女は奢られたい、と考えている人が多いとも思います。

結論としては、男が20代なら割り勘、男女どちらかが30代以上ならすくなくともファーストデートは男の奢り、とするのが安全ではないかと思います。

ただし、デートは奢りたい、奢られたいが終着地点ではありませんよね。「相手とうまくいく」のが求めているゴールなはず。相手が自分の財布に手をかけるかどうかによって対応を臨機応変にすると、思い込みからの悲しい「デートのお支払いのすれ違い」を防げます。世の中の「デートのお支払い」が、一つでも多く、スマートにうまくいくことを願います。

月の労働時間350時間、音楽プロモーターでワーカホリックだった上にライターを兼業する無謀な87年生まれ。毎日アーティストと飲んだくれ、明け方に帰宅するという生活を5年間続ける。 現在はフリーランスのライター。女性の社会問題・仕事女子の生態・エンタメに従事。