金魚ちょうちんゾーンは癒しの空間! 金魚の歴史をたどる企画も
山口県・柳井の金魚ちょうちんが柔らかい灯りで照らす回廊には、リュウキン、ワキン、コメットといったおなじみの金魚が勢ぞろい。これだ、これ。まさしく夏祭りの金魚のイメージ!
大量の金魚を見ていると、思わず金魚すくいをしてみたくなる。(注意! 当たり前ですが水族館にポイは持ち込まないでくださいね)
さらにペンギンカフェ付近には、フナから始まる金魚の歴史をたどる企画「金魚のヒミツ」が。『金魚』ならぬ、『鉄魚』なる、珍しい魚も展示されている。
カフェで出される金魚ソーダ(750円)は、容器も金魚鉢風でとても涼し気。赤と黒の金魚をイメージしたあんずやベリーが入っている。水草をイメージしたローズマリーも入っており、こだわりが深い一品だ。
スプーンですくって食べる果実は、炭酸をまとってシュワシュワ! 容器は持ち帰り可能。
浴衣で来場すればまさに縁日気分を味わえる。
その他、金魚カクテル(アルコール入り550円、ノンアルコール500円)や、金魚ソフトクリーム(360円)なども。お腹も金魚でいっぱいになる?
※価格は全て税込み
家族連れにおすすめの楽しいワークショップも開催。真っ白なTシャツに葛飾北斎の絵柄スタンプを押してオリジナルTシャツを作ったり、紙風船で「ぼんぼん金魚」を作ったり。
先行発表会に訪れた辻希美さんとキッズタレントたちも、まるで親子のように仲良くワークショップに夢中になっていた。
やはり日本の夏は浴衣と金魚に限る。家族で浴衣を着てお出かけするのもいいし、浴衣デートも風情があって素敵だ。取材だが、筆者まで浴衣を着てはしゃいでしまった。
他の取材陣にも、金魚を撮りつつ「いやぁ、水族館って楽しいね!」と漏らしているカメラマンさんがいたのは確かだ。金魚を見ていると童心に戻ってしまうらしい。
古くから日本人と共にある金魚。見ているだけで癒されるのは「美しいから」という以上に、何か強い縁があるからのような気がしてならない。
もしかして「縁日」で金魚すくいが行われるのも、参拝客と神社だけではなく、金魚との縁も結びつけるため? と、ついこじつけてしまったが。こんな広い会場で催される「縁日」、来ないテはないのでは。
すみだ水族館のお土産売り場も、金魚グッズが充実している。「お江戸の金魚ワンダーランド」は、9月30日(金)まで開催。今年の夏は、優雅に泳ぐ千匹の金魚たちとともに、涼しく過ごしてみよう。
取材/平原学