世界初! 魚たちがアートを描く、夜の光の水族館
新江ノ島水族館で新しい夜の水族館の楽しみ方を提案・演出する「えのすい×チームラボ ナイトワンダーアクアリウム2015」が行われる。
昨年33万人以上が来場した夜間イベントに続いて、「進化するえのすい」をテーマに世界で最も注目されているウルトラウルトラテクノロジスト集団『チームラボ』とともに幻想的な空間を創りあげる。
メインとなるのは「大水槽の魚たちと、インタラクティブな映像の花々のデジタルアート」。相模湾大水槽がプロジェクションマッピングされ、美しい花が咲きほこり、魚の動きに反応して美しく散っていく。魚の動きに合わせて景色は変化し続け、二度と同じ景色になることはない。
その他にも、インタラクティブで互いに呼応する光の球体で囲まれた世界、「お絵かき水族館」、「チームラボカメラ」など、参加型の作品も展示される。
<展示作品>
花と魚- 相模湾大水槽 / Flowers and Fish- Enoshima Aquarium Big Sagami Bay Tank
チームラボ, 2015, インタラクティブデジタルインスタレーション, 音楽:高橋英明
相模湾大水槽一面がプロジェクションされ、花々が咲き渡るアート空間となる。プロジェクションの光は、水槽照明よりもさらに弱いものだが、映像そのものが水槽照明に代わるやさしい光となって空間を照らす。そして大水槽の周りの花々は、魚が近くを横切ると、いっせいに散っていく。
作品は、あらかじめ記録された映像を再生しているわけではなく、魚たちの動きに影響を受けながら、永遠と変容し続け、今この瞬間の絵は、2度と見ることができない。
※12月4日(金)から、クリスマスの演出になります。
呼応する球体と夜の魚たち / Resonating Spheres and Night Fish
チームラボ, 2015, インタラクティブデジタルインスタレーション, 音楽:高橋英明
夜の水族館の空間は、光の球体に囲まれている。光の球体は、人が叩いたり何かにぶつかったりして衝撃を受けると、光の色を変化させ、色特有の音色を響かせる。
そして、そのまわりの球体も呼応し、同じ光の色に変化し音色を響かせる。そして次々にまわりの球体も連続していく。
※11月7日(土)から、クリスマスの演出になりました。
インタラクティブオーシャンバー / Interactive Ocean Bar
teamLab, 2015, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: teamLab
目の前に海が広がる、インタラクティブな光のテラスバー。ドリンクをハイテーブルに置くと、そのドリンクが持つ光と音色に、全長約50mものテラス空間が包まれる。
さらに、そのとなりに、2つ目の飲み物を置くと、その飲み物が持つ光と音楽の演出が加わり、組み合わさった光と音楽が、テラス全体に広がっていく。1つの飲み物でも楽しめるが、2つの飲み物を、さまざまなタイミングで組み合わせていくことで、無限の可能性で新たな空間が創られていく。その瞬間の2つの飲み物でできた空間は、今まで見たことのないその瞬間だけのオリジナルのテラス空間になる。
※飲み物を購入していなくても、ご覧いただけます。
空書 ライン、魚、そして、しんかい2000 / Spatial Calligraphy: Line, Fish, and Shinkai2000
teamLab, 2015, Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
空書とは、チームラボがここ10年ほど取り組んでいる、空間に書く書。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築した。
今回は、日本初の本格的な有人潜水調査船「しんかい2000」がある空間を、光の空書で取り囲んだアート空間にし、「しんかい2000」の深さや力強さのようなものを、そして、深い海の浮遊感のようなようなものを表現した。