「2020年」
「21世紀型教育・能力」
「教育のICT化」

この単語を聞いて、頭の上に「?」が浮かんだママやパパ! 2020年に小学校の教育に大きな転機が訪れることを知っていますか?

社会の情報化の急速な発展に伴って、情報通信技術を最大限活用した21世紀にふさわしい学びと学校が求められていることから、政府が「21世紀型教育」の取り組みを推進しています。さて、「2020年」をキーワードにどんな新しい制度が導入されるのでしょうか。

今回は、情報セキュリティメーカーのデジタルアーツ調べによる「21世紀型教育に関する認識調査」を参考に、どんな制度が始まるのかおさらいしてみましょう。

2020年までに小学校で一人一台の学習用タブレットの導入が進んでいる

文部科学省が2011年に発表した「教育の情報化ビジョン」では、2020年までにすべての学校で1人1台のタブレット端末を導入したICT授業を実現するとされており、すでにタブレットを学校教育に取り入れている自治体や学校があります。

この取り組みについて知っているか、小学校入学前の子どもを持つ保護者に聞いたところ、以下のような結果になりました。

「聞いたことがあるがよくわからない」47.5%
「知らない」36%
「よく知っている」16.5%

タブレットを導入することで、デジタル教科書や電子黒板の導入が行われ、お手本の動画を再生したり、教科書や子どもたちの作ったものを拡大表示したり、書き順などをよりわかりやすく説明することができます。
また、画面に書き込んだり、書きこんだものを消すことも簡単に行うことができるのも特徴です。書いたものをデジタルデータで保存することができるようになります。
宿題もタブレットを利用することが予想されます。

2020年からプログラミングが必修になる

いまや人気の習い事の上位にランクインする「プログラミング」。
今後、IT系の分野での人材不足が懸念されている中、2016年4月に文部科学省が小学校でのプログラミング教育必修化を検討するとの発表がありました。

この取り組みについて知っているか聞いたところ、以下のような結果になりました。

「知らない」54.5%
「聞いたことがあるがよくわからない」33.9%
「よく知っている」11.6%

キーボードやタブレットで文字が打てることは当たり前の時代がやってきます。そして、英語に続いて、新しい教科として導入される予定です。