産後の人に言えないお悩みといえば、尿漏れと膣のゆるみ。それで膣トレが数年前からブームとなり、幅広い年代の女性の興味のあるところとなりました。

しかし、ブームの影響で膣のひきしめ効果が怪しいものもたくさん出てしまっているのです!

いったい何がダメで、何が効果的なのか? 産婦人科医のコメントを元にお伝えしたいと思います。

じつは膣のひきしめ効果が期待できない4つのもの

ナビムンバイのMGM病院で婦人科医をしているスニル・サンジーブ先生は、以下の4つについて本当に効果があるかを疑問視しています。

1)植物性エストロゲンの経口薬

植物性エストロゲンのフィトエストロゲンから作られる経口薬が、膣のひきしめにも用いられています。

しかしサンジーブ先生は、「膣を活性化させ感受性を高めるとされますが、実際に膣をしめるかどうか証明されていない」と指摘しています。

2)膣ひきしめジェルやクリーム

経口薬以外にも、膣ひきしめジェルやクリーム類が広く市販されています。

ついほしくなりますが、サンジーブ先生によると「これらの製品の多くには、膣壁の弾力性を戻す植物抽出物が含まれていますが、これらが作用して膣のゆるみを改善するとは断言できない」とのこと。

高価なジェルやクリームも要注意です。

3)ハーブのオイル

また、膣の内壁に作用する、ハーブから抽出されたオイルの効果もイマイチなのだとか。サンジーブ先生は「確かに効くという確証はありません」とバッサリ言い切っています。

4)膣ひきしめの石鹸

さらに、性交前に数秒間膣内に挿入するスティック状のひきしめ石鹸にも注意が必要です。

サンジーブ先生によると、「これらのスティック石鹸は膣をひきしめ、ニオイ対策にもなります。ただし、リスク面は保証できません」とのこと。

デリケートな部分に直接触れるので、購入前にはリスクも考えておかないといけません。