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残念ながら、Aを選んだあなたは「子どもを不幸にする毒親」。Bを選んだあなたが「子どもの成長を促す自立親」です。
子どもに依存することなく、自立している親のことをここでは「自立親」と言います。過干渉で支配的な親を持つ子どもは、大きくなっても不安感を抱き、生きることに苦しさを覚えやすくなります。
成熟度チェックリストの解説
チェックリストのAの答えは、どれも支配的で子どもの幸せではなく、自分にとってのメリットの優先順位が高くなっています。
また、感情のコントロールができていない幼児性が見られます。それに対して、Bの答えは、子どもの意思を尊重し、感情に寄り添っています。
その場でのメリットにとらわれず、子どもの成長を見据えたおおらかな対応をし、感情コントロールもできています。
A・Bの子どもへの対応の差は、そのまま、親としての成熟度の差です。
親自身が自立して、大きな視点で物事を捉えられるようになると、子どもを支配しようという気になりません。親としての成熟度の差が、「毒親」か、「自立親」かの違いにつながるのです。
親から子どもへの、「あなたのためなのよ」という言葉、それは本当ですか? 本当は、「自分のため」なのではないでしょうか?
子どもにとっては、「あなたのため」というその言葉が重い鎖になるかもしれないのです。
子どもには子どもの人生があります。
自由意志があります。
親が上手くいった方法は、もう、今の時代には合わないかもしれません。その子の個性には合わないかもしれません。
ただ、子どもを一人の人間として、信頼する。尊敬・尊重する。そんな意識でいることが、毒親にならないための秘訣なのではないでしょうか。