“妊産婦・子どもにやさしい環境”はなぜ必要?

出産後、家計を支えるため職場復帰しようとしたけれども、保育園が建設途中で地域住民の反対で開園が延期された、開園はされたけれども「子どもの声がうるさい!」と近隣から苦情が出て園庭で子どもを遊ばせることができない、窓を閉め切って保育という園もあります。

確かに老夫婦で静かに暮らしている人、深夜の居酒屋や警備員の仕事をしていて日中は寝ている昼夜逆転の生活をしている人も住んでいます。
そこで、毎日、毎日、100人近くの子どもが園庭で声を出し走り、鼓笛隊の練習をする状況が続いたら耐えられなくなります。
でも、自分も子どもの頃、同じように迷惑をかけながらも周りの理解を得て育てられて大人になっています。

子どもの健全な身体と精神の発達にとって、園庭で走ったり声を出して騒いではいけない、鬼ごっこやかくれんぼをするとき声を出してはならない、とするのは人間形成上よくない環境になります。

少子化問題による人口減少により、土地やマンションも車も売れなくなる、空き家問題、学校も定員割、年金制度の破綻などこれ以上、日本人が減ると社会のしくみそのものが崩れていきます。

今、妊婦のお腹にいる胎児が未来の社会を支えていく担い手となります。
老人になった私達を支えてくれる大人になるわけです。

そう考えると妊婦をみんなで守ることは必要です。
たとえ自分が独身であっても、不妊治療中で妊婦を見るのが辛くても、「私の代わりに私の老後を支える担い手を育ててくれる人」と妊婦を捉えてはどうでしょうか。

★リサーチ実施中★ あなたはマタニティマーク「付ける派」「付けない派」?