スマホアプリから出欠連絡できるママも大助かりのツールも!

ところで、埼玉県の「スマート保育園」実証実験では、ママに嬉しいこんなツールを導入している園もあります。それは「キッズリー(kidsly)」というもの。保育にかかわるさまざまな業務を支援しながら、保育園と保護者のコミュニケーションを深めるサービスです。

例えば、「キッズリー登降園管理」は、園児の登園・遅刻・欠席状況を、保護者と保育園のそれぞれが持つアプリによって、毎日スマートに管理できるもの。

特に「出欠・お迎え管理」という機能は、朝、大忙しで、分刻みで動いているママにとっては重宝しそう。スマートフォンアプリから簡単に子どもの状況を報告できるので、通勤中の電車内からでも園への報告が可能なのです。

園に電話をかける必要がなくなるというのは大助かりではないでしょうか。

保育士にとっても登園・欠席・遅刻の管理が楽で、保育園と保護者双方が気持ちよくなれるアプリといえます。

園向けベビーテックのママにとっての得は?

ところで、スマート保育園のような保育士業務の負担を軽減し、効率化する取り組みは、子を預けるママにとってどんな得があるのでしょうか?

安心感のある環境に子どもを預けられる

親としては、やはり預ける園の環境は非常に重要。保育士不足で、保育士の業務が効率化されていない中では、どうしても安心感は生まれないものです。

スマート保育園のような効率化された環境に子どもを預けられることで、安心感を得られるといわれます。

我が子の園における写真が簡単に手に入る

ルクミーフォトというサービスを使えば、保育士が写真撮影をするだけで自動でアップロードが完了。親は顔認識機能でわが子を識別し、スマホや自宅のPCで簡単にプリントされた写真が購入できるといいます。

子どもの成長や園の活動をよりリアルに身近に実感できるので、親の満足度向上につながります。

デジタル化でより便利に!

キッズリーのように出欠連絡がスマホでできてしまうなど、園とのやりとりについてデジタル化がもっと進んでくれれば、親側も生活が効率化します。これは忙しい現代ママにとって大きなメリットといえるのではないでしょうか。

スマート保育園により、未来の保育園が少し見えてきたような気がします。けれど、まだまだ進化はこれから。今後、ママにとってもより安心、便利な保育園環境が整っていくことでしょう。

【取材協力】
埼玉県企画財政部改革推進課官民連携・行政改革担当
ユニファ株式会社

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