焦らず一回一回のやりとりを大切に
初対面の相手とすぐに打ち解けられるような人になりたい。そんなママは多いのではないでしょうか。駒崎さんにどうすればいいかアドバイスいただきました。
駒崎「以前、私も『早く仲良くなりたい』『早く知り合いが欲しい』などとママ友との関係に焦っていたときに、小学校で開催されたコミュニケーションの講演を聴き、コミュニケーションにはやり方があること、そしてそのやり方次第で相手との人間関係が良くも悪くもなることを知りました。
それからは『すぐに打ち解けたい』『緊張しちゃいけない』と思い、焦るのではなく、一回一回のやりとりや関わりを大切にしていくことを意識しています。
例えば、自分の気持ちが伝わりやすいように『私は、初対面の人と話そうとすると緊張するんです』『(私は)お話ができて嬉しかったです』などと“わたしメッセージ”で率直に伝えたり、相手の気持ちを正確に理解する聞き方をしたりして、お互いに理解し尊重し合える関わり方を意識しています。
さらに相手との間に対立が起きたときも、勝ち負けのない話し合いにより、お互いに納得のいく解決策を探すことを心掛けています。
そんな機会の積み重ねにより、打ち解けた関わりが増えてきたと実感しています」
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最後に、駒崎さんからアドバイスをいただきました。
駒崎「今回お伝えしたポイントはほんの少しですが、ちょっとした意識で、緊張がほぐれたり、相手と打ち解けやすくなったりします。コミュニケーションのポイントを知れば知るほど人間関係はどんどん楽しめるものになりますよ」
初対面の相手にどうしても緊張してしまうという方は、ぜひヒントにして、次の機会に活かしてみてくださいね。
【取材協力】駒崎 晴世さん
コミュニケーションの専門家、親業訓練インストラクター、アンガ―マネジメントキッズインストラクター、コミュケーションサークル はれぽか代表も務める。富山県出身 千葉県松戸市在住。一男二女の母。