そうですね。今回は“自分がやらなきゃいけない”って分かっているので、どんな変更にもすぐ対応します。臨機応変にやることには慣れていますね。

でも、48グループのときは、本番では変わるかも知れないから、“フワッ”とやって、本番でスイッチを“ポンッ”と切り替えて“ガンッ”とやる、っていう感じだったんです。

でも、今回はそういうことをする人はまったくいなくて。“変わるかもしれないけど、ずっと、今あるものに向き合って、ガッツリやる”という感じなんです。それに皆、“スピンオフ”的なものを考えていて。

ーー“スピンオフ的なもの”というと?

“このシーンに至るまでに、自分たちにはきっとこういうことがあって、だから今こうなっているんだ”とか。1つの台詞を言うのでも、“この台詞の前に、こういうことが起きて、ああいうこともあって、それで発した台詞だ”とか。

皆、それぞれが追求しているのを目の当たりにすると、私はまだそこまでできていなくて。その度に“私の考えはやっぱり軽いのかな… ”ってヘコんで。

でも、マイナスに思わないようにって考えると、“初めてだから、分かんないのは当たり前なんだ”とも思ってます。

ーー1人ひとりが、それぞれの物語を考えているということですね。

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