【第3回 前編】「私、卒業したんだな」宮澤佐江が初めて感じたのは『王家の紋章』。不安や葛藤、どう乗り越えたか

私にとってはすごく多い! 最初は書いて覚えました。

でも、本当に…、泣きながら…、台詞を覚えるのに、初めて泣きながら覚えましたよ。でもまだ、覚え切れてないと思う。通し稽古はまだ1回しかできていないから。（編集部註:取材日は7/30）

台詞を噛んじゃったり、飛んじゃったり。不安ですよね…。 まだ、“楽しみ! ”って思えません。

ーーいつくらいから“楽しみ”って、思えそうでしょう。

“幕が開いたら”かな。。

励ましのメールとかで、「楽しもうよ! 帝国劇場なんだから!! 」って言われるんだけど。「うん! そうだね」って、ウソでも言えない! “ワクワク”より“ドキドキ”の方が大きい!!

ーー今日のお話が更新される頃には、もう本番を迎えてます。

うわッ! そうですよね。もう始まってるんですよね。。 大丈夫か!? 自分??

ーー約1年前の「ミラチャイ」連載（第120回）で、「本番まで、あと1年ありますね」と言っていたのに。その本番が、ついに1週間後!

ねーーーーーー!! 本当ですよぉーー。もぉーーーッ。1年前のあのときのこと、しっかり覚えてますよぉーー。

ーー浴衣を着てくれた回でしたよね。本当に月日が経つのは早いものです!

本当に!

ーーさあ、まだまだ共演者さんとのエピソードなど、お聞きしたいことがたくさんありますが、この続きは、来週8/12(金)に更新する第3回後編で、といたしましょうか。

おお!

ーーそれでは、今日から約1週間後、帝国劇場に立つ佐江ちゃんが、素晴らしい舞台の幕開けを迎えていますように! 今回もありがとうございました!

ありがとうございました!! 『王家の紋章』を観てくださる皆さんが、どういう思いを抱いたり、述べたりしてくれるのか、今からワクワクする半面、ドキドキして不安も感じています。私が“どこが見どころ”と言うよりも、観てくださる方の“声”が広まっていくことが、やっぱり一番なのだと思っています。

来週は、お稽古中に共演者の皆さんから学ばせていただいたことや、初めて知ったWキャストの醍醐味などをお話していきます。後編もどうぞ、お楽しみに!

撮影:山田大輔 ヘア＆メイク:mahiro スタイリング:藤井エヴィ