いま、自分のことを好きになれない子どもが増えています。

テレビや子育て本でこのテーマが取り上げられていると、「子どもの自己肯定感を高めてあげたい」と思いますよね。

でも、どうすれば高められるのかわからないママは多いはず。

『叱るより聞くでうまくいく 子どもの心のコーチング』(KADOKAWAの著者、和久田ミカさんは「子育て“聞く”が9割でうまくいく」という考えのもと、個別相談や講演・講座などを通して、たくさんのママたちの悩みに答えてきました。

和久田さんによると、子どもの自己肯定感を高めるコミュニケーションのコツは、子どもの「思い」に耳を傾けることなんだとか。

耳の傾け方は、いたってシンプル。心がければ、誰にでもすぐにできるはず。この具体的な方法を、同書の中からピックアップします。

「だって」の奥にある子どもの気持ちを感じよう

まずは、子どもの思いをキャッチすること。

子どもが「だって」と言い出したら、そのあとにつづく言葉に耳を傾けましょう。理由は、そこには子どもの「思い」が、たくさん隠されているからです。

親の立場からすると、「だって」という言葉にムカッとすることもあるかもしれません。

しかし、ママがじっくり耳を傾けてくれたら、子どもの心は安らぎ、うれしさで満たされます。

子どもが「だって」という語を発したら、ママは心を静めてください。そして、「だって」の奥にある子どもの気持ちを一緒に感じてあげましょう。