産褥期の過ごし方は健康や体型に影響する
実は産後ハイ状態のまま、元気だからと睡眠時間を削って活動的に動き回ってしまうと、出産後の回復が遅れ、後々まで体のダメージが残ってしまいます。
昔から、出産後6週から8週までを産褥期と呼び、安静にする期間と言われてきました。
そう言われ続けてきたのは、ちゃんとした理由があるのです。
出産直後は、ずっと大きなお腹を抱えていた生活から解放され、体が軽く感じられるかもしれません。
でも、ママの体は、出産時には骨盤が開き、その後子宮が急速に収縮し始めるという、トンデモないくらいの大きな変化を短期間でしているのです!
子宮が収縮する大切な時に動き回ってしまうと、骨盤が開いたままになり、腰痛や尿漏れ、体型の崩れの原因になります。
こういった好ましくない状態になるのを防ぐために、産後1ヶ月は、赤ちゃんのオムツを替えたり、おっぱいをあげたりする以外の時間は、なるべく横になって過ごすことが大切です。
睡眠時間のためだけでなく、体を回復させるために安静にする時間を確保しましょう。
そのために周囲に協力を頼むことも重要です。
実家に協力が頼めない場合は、夫婦で話し合い、外部サポートや食事の宅配などをお願いすることも考える必要があります。
関連記事