最近、急に気温が下がり、本格的な冬ムードになってきましたね。気温の差が大きく、体調を崩しがちな時期でもあります。
心身ともに、しっかりとケアして、元気に忙しい師走を乗り切りたいものですよね。
そこで今回は東京マインドフルネスセンター センター長で鍼灸師の長谷川洋介さんに、子育てでイライラしているママたちに向け、この時期におすすめのマインドフルネスに関連するセルフケア方法を伺いました。
気温差が大きいと心身の不調を感じやすい
「脳腸相関LABO.」が全国の30~40代の女性500名に対して、2019年8月2日~6日に実施した調査の結果、女性たちの2人に1人以上が、夏から秋にかけて「体調の不調を感じ、落ち込む」と回答しました。
秋に不調を感じる人の具体的な症状については、半数以上が「元気が出ず、常に疲労感を感じる」や「カラダが重ダルい」と回答。
これに対して長谷川さんは、「気温の変化」や「太陽の日の出、日の入りの時間の変化」といった気候の変化を心身の不調の原因の一つとして挙げています。
最近は、急に気温が下がり、一気に凍えるような寒さが到来した東京。
今、不調を感じるなら、その気温差も要因として考えられるかもしれません。
マインドフルネスのプロが教える子育て中のイライラ対策
疲れを感じやすくなっており、さらに子育てでイライラしているママは、余計にしんどいのではないでしょうか。そこでこの秋冬、簡単に実践できるセルフケア方法を長谷川さんに伺いました。
長谷川洋介さん(以下、長谷川)「まず、パパやおじいちゃん、おばあちゃん、あるいは他の家族やヘルパーさんなどに協力をお願いして、一人になれる時間を作り出しましょう。
そして、何もしない時間をもち、家事や子育て仕事などから離れて自分自身に合った方法での心と体をセルフケアすることをおすすめします。
例えば近所の公園を散歩をする、ゆっくり食事を味わう、ヨーガで身体をリフレッシュする、マインドフルネス瞑想する、お灸をするなど。自分が最も惹かれる方法を行いましょう」
お疲れのママにおすすめの「セルフ慰労」
また、長谷川さんはお疲れのママに向け、「セルフ慰労」の具体的な方法を3つ教えてくれました。
1.「の」の字マッサージ
長谷川「疲れをほぐすときに意識してほしいのが脳と腸。ストレスを感じるとお腹が痛くなるように、脳と腸は互いに相関関係にあります。このサイクルを整えることが、疲れた心と体を癒すための第一歩です。
例えば、脳と腸を意識する方法にはこんな方法があります。
寝る前にお腹に手を当てて、手の温かさを感じながら『の』の字にやさしくマッサージしてみてください。身体の声を聞きながら、手の感覚とお腹の感覚を意識して行いましょう」
2.腹巻をしてお腹を温かく保つ
長谷川「自分に合った腹巻をしてお腹を温かく保つのもセルフケアの一つ。時折、日常生活の中でお腹が温かく保たれていることを感じ取ってあげることをおすすめします」