2. ネットショッピングなどを利用して外出を控える

つわりの中には、においをかいだだけで気持ち悪くなってしまうという「臭いづわり」もあります。

臭いづわりは、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが影響しているといわれています。妊娠によって、エストロゲンが増加することで、においに敏感になってしまうそうです。

なかなか防ぎようがない「臭いづわり」ですが、一般的には、たばこや冷蔵庫などのにおいなど、それまでは気にならなかったにおいを嗅ぐことで、気持ち悪くなってしまうようです。

つわりは一生続くわけではありません。一番ピークのつらい時期だけ、なるべく外出を減らし、原因となる物質に近づかないようにするのも一つの手段です。

買い物が辛いのだったら、この期間だけ、日用品や食品などもネットショッピングで揃えてしまうのもよいかもしれません。

妊娠中をできる限り、辛い思いを減らして過ごすためには、家族やパートナーの理解も必要かもしれません。

3.気持ちを切り替えて睡眠!

妊娠中は、「眠りづわり」という、とにかく眠くて仕方がない状態をいいます。

眠りづわりとは、妊娠中に黄体ホルモンのプロゲステロンが活発になることが原因と言われています。プロゲステロンのせいで体温が上昇し、起きている時(覚醒時)と睡眠時の体温差が少なくなるために、眠気が起こるといわれています。

それにしても、経験した時にしかわからない「眠りづわり」。強烈な睡魔に襲われてしまい、そのまま寝てしまうという経験をしたことがある妊婦さんもいるのではないでしょうか。

もし、仕事や用事などがない日だったら、思いっきり寝てしまうのも解決策の一つです。眠りづわりだけに関わらず、つらい吐き気の症状を伴うつわりでも、寝てしまうことで軽減されることもあります。

出産し、育児が始まると、まとまった睡眠時間が取れなくなります。そこで、妊娠中は眠れる時には、無理せずゆっくりと過ごしたほうが良いという体からの合図かもしれません。

妊娠中は、体調の不調から心もふさぎ込みがち。少しでも快適に過ごすためには、食事の摂り方や、睡眠時間など、余裕をもって過ごすのが快適な妊婦ライフに必要なのかもしれません。