ママ友が何気なく言ったひとことに、ひっかかりを感じたり、傷ついてしまった経験はないでしょうか。
“ママ友”と、ひとくくりに言っても、専業主婦とワーキングマザー、ひとりっこのママと兄弟のママなど、子育てへの考え方や立場はそれぞれです。軽い気持ちで言ってしまったひとことが、相手を傷つけているかもしれません。
せっかくできたママ友だから、長いお付き合いにしたいもの。そのためにも、うっかり言ってしまいがちなNGフレーズを心得ておきましょう。
1. 「仕事してないと、時間に追われなくていい」
ワーキングマザーが専業ママに、つい言ってしまいがちなひとことです。
確かに専業ママには、決められた勤務時間はありません。ある程度、自分のペースで動けることをうらやましく思ってしまいがちですが、逆に言えば、24時間いつでも「子育て」という勤務をしている状態なのです。
まるで“専業ママは自分の思い通りに時間をつかえる”というような表現にならないよう、注意しましょう。
2.「子どもが小さいうちから働くなんて、エラい」
こちらは、専業ママから小さな子どもを抱えたワーキングマザーへのひとこと。
女性が働く理由は人それぞれ。経済的な事情や、自己実現のためなど、偉い・偉くないという次元で語れることではないのです。
上からものを言うような表現も、時として相手を刺激してしまうことがあります。
3.「うちは今週末、母子家庭なんだ」
夫が出張などで家を空けることを「母子家庭」と表現するママが時々います。
これを、本当に夫のいないシングルマザーが聞いたら、どんな気持ちがするか、想像してみてください。「母子家庭=ネガティブなもの」を連想させる表現は、デリカシーに欠けていると取れます。
SNSでも、こんな文章で投稿しているママを見かけますが、多くの人の目に触れるSNSだからこそ、注意したいものですね。
4.「○○ちゃんは、まだ、□□しないの?」
「○○ちゃんはまだ、ハイハイしないの?」
「○○ちゃんはまだ、断乳しないの?」
このように「成長が遅い」と示唆するようなフレーズは、NGです。
成長のペースは子どもによってそれぞれです。ママ自身がそれをわかっていても、人から指摘されると不安になったり、傷ついてしまうこともあります。
一般論で判断しないようにしましょう。
5.「2人目は考えてないの?」
一人っ子のママへのひとこと。これも要注意です。
欲しいけれど「身体的に次の妊娠がむずかしい」「経済的にむずかしい」等々、デリケートな事情がある場合があります。
子どもは授かりもの。軽い気持ちで安易なおせっかいをやかないように注意しましょう。