ほめられたときは受け取ることが大事
ほめ言葉を言われたときの基本は、まず“受け取る”こと。「ありがとう」や「嬉しい」という感謝の言葉できっちり相手の言葉を受け取ります。
そして、「良かったね~」と子どもに言ってあげましょう。
そうすると、子どもも素直にほめ言葉を受け取ることができ、「自分は価値のある存在なんだ」「自分はかけがえのない存在なんだ」という自己肯定感を育んでいくことができます。
「でもね……」という否定や愚痴はNGです。教育論や我が子自慢をダラダラする必要もありません。我が子をほめてもらったら、シンプルに、「ありがとう」そして「良かったね」と伝えるだけでいいのです。
このように対応することで、ほめてくれた相手にも、「言ってよかった」と思ってもらうことができます。
ちなみに、ほめてくれた相手をより喜ばせたいなら、「○○さんに言われると嬉しい」と一言つけ加えたり、「○○さんは人の良いところを見つけるのがとても得意だよね」など相手の観察眼をほめたたえたりすると効果的です。
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謙遜が美徳とされてきた日本。他人から我が子をほめられたとき、素直に受け取れないのは、もしかしたら親であるあなたも、そんなふうに自分の親から否定されてきたからかもしれません。
他人がほめてくれたとき自分の親から全否定されると、たいていの人は落ち込み悲しくなるでしょう。我が子にはそんな気持ちを味あわせたくないと思いませんか?
負の気持ちは連鎖させないようにしたいですね。
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