「ショッカー入居しました」!? 悪の組織票と、限定フードメニュー
最後は、『ガメラ2』のレギオンの「草体」と呼ばれる形態と、『ガメラ3』の邪神イリスの模型がお見送り。ひとつ目の巨大昆虫のようなレギオンを間近で見れば、トラウマになること必至。子どもが泣く……!
一方、大人以上の高さがある、ボディビルダーのような筋肉体型の邪神イリスは、一定周期で胸が光る。今にも襲い掛かってきそうだ。
『森ビルのテナント一覧』っぽく作られた、特撮作品の悪の組織一覧も。悪の組織の創業年なども確認できる。色分けについては秘密らしく、どういう意味があるのかそれぞれで考えてみて欲しいとのこと。じっくり見ながら共通点探しをしたくなる。
展覧会を出たあとは、「Book Café Lounge」にて販売されるコラボメニューに注目。ガメラをイメージした「ガメラバーガー」1,280円(税込)に、「ガメラスムージー」800円(税込)がいただける。
ローストチキンとレタスをシュー生地で挟んだバーガー。トマトサルサやハラペーニョで、火を吹くような味わいを表現している。辛いものが苦手な方はハラペーニョ抜きにもできる。首や手足・尻尾もシュー生地で、爪やキバはナッツで再現。1日20食限定だ。
スムージーはミルクベースで、小松菜・バナナ・チアシード入りで健康的。パイナップルはもちろん、ガメラの甲羅を意識している。バーガーとスムージー、セットで頼むと、『空想脅威展』のオリジナル巾着もゲット。こちらは先着100名限定なので、欲しい方はお早めに。
終わりに
公開以来、特撮ファンに限らず多くの観客を集めた『シン・ゴジラ』。今回の企画展も、ガメラ好きの方が楽しめるだけでなく、都市とそこに住むすべての人々が楽しめる内容だ。
観終わったあと、窓の外に広がる景色をみてゾッとするのは筆者だけではないハズ。
そのものの見え方には大差ない。模型として見るか実物として見るかで感じ方が違うように、ここでシミュレーションされている脅威を、ただの空想として捉えるか、現実で起こる可能性がないとも言い切れない事象として捉えるかで見方は変わる。
ぜひ実際の展示を見て、その「ゾッと」を味わっていただきたい。
取材/平原学
撮影協力/植木裕貴