3: 「付き合ってやったのに」

「元彼は、強引なところがあってそれが男らしく見える人でした。

元彼のほうから告白されてお付き合いが始まったのですが、私に隠れて別の女性にもこまめに連絡していて、こっそり会っていることがわかって。

『本命じゃないならもういい』と言ったら『俺のことが好きだと思ったから付き合ってやったのに、裏切られた』と恨みがましく返されて、もう無理だと思いました。

付き合って“やった”って、告白してきたのはそちらでは?」(29歳/営業)

強引でも関係を引っ張っていくのが男らしさだと思う人は男女関係なく多いですが、付き合って”やった”と考えるのはまともとは思えません。

こんな男性は、そもそも交際を「愛情を持つ人間同士で築く関係」と思っていないことが多く、好きなように振る舞う自分を許すのが彼女、と勘違いしていることもよくあります。

こちらのケースは交際期間が3ヶ月ほどで終わったのですが、短くて良かったなとしみじみ感じます。

4: 「元カノとはこんなことなかった」

「元カノに未練を残しているのは何となく気づいていたけれど、彼氏のことが好きだったので何とか私を見てくれるようにがんばっていました。

でも、些細なことでケンカになったとき、『元カノとはこんなことなかった』と言われ、ケンカの原因とまったく関係ないじゃない! とショックでしたね……。

『そんなに元カノがいいなら、よりを戻せば?』と言ったらそれから音信不通になり、私にはその程度の愛情だったんだな、と改めて思いました。

結局フェードアウトみたいな形で今も連絡先はブロックしていますが、元カノを忘れていない男とは二度と付き合いたくないです」(30歳/教員)

元カノに未練を持ったまま新しい彼女を作る男性。別の女性と恋愛関係になったのなら、交際に責任を持つのが誠意ですよね。

ケンカになって元カノの存在を持ち出すのは、未練だけでなく今のお付き合いを真剣に考えていない証拠ともいえます。

音信不通で終わらせるような姿勢では、元カノと復縁したところでまた別れるのでは、と思ってしまいます。

女性の話を聞いていると、「これが本心だったのかな」と別れた後でも悩み続けるケースがよくあります。

ですが、たとえ本心でなかったとしても、言ったまま反省も謝罪もないのならその姿こそを見るべきです。

傷つけたことを放置していられることは、決して誠意があるとはいえません。

言われたことにとらわれず、次はまともな愛情のやり取りができる男性との出会いに向けて頑張りたいですね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line