女性は、“子どもを産み母になると強くなる”と良く言われますが、実際、本当にそうなのでしょうか?
また、父になった男性はどうなのでしょうか?
人の90%は、4つのタイプに分けられると言います。
マドリードカルロス三世大学の研究によると、それは「楽天的」「悲観的」「お人よし」「妬み深い」の4タイプ。
一番多いタイプは「妬み深い」で30%、そして「楽天的」「悲観的」「お人よし」がそれぞれ20%、あとの10%は判別不能なのだそうです。
しかし今回、約150人の子育て中のママたちにリサーチを実施したところ、この研究割合とまったく違う面白い結果が出ました。
『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴がお伝えします。
「4つのタイプ」とは?
まずは「楽天的」「悲観的」「お人よし」「妬み深い」の4タイプについて簡単におさらいしてみましょう。
楽天的タイプ
物事をいい方に解釈し、明るい面を見ようとする。将来は良くなるし、人生はうまくいくようにできていると思う。コップの水が半分になった時、「まだ半分ある」と考えるタイプ
悲観的タイプ
物事を悪い方に捉えてしまい、事が起こった時には、良くない結果を予想する。将来良くなることもないと思う。コップの水が半分になった時、「もう半分しかない」と考えるタイプ
お人好しタイプ
物事は成り行き任せ。人に頼まれたら嫌と言えないし、人を信じやすい。人に喜んでもらうことが好き。コップの水の量など気にしないタイプ
妬み深いタイプ
競争心が強く、ライバルに勝つか負けるかや、自分の立ち位置が気になる。人を羨やんだり、妬ましく思うことが多い。コップの水は他の人間に取られたくないと考えるタイプ
今回、子育て中のママに、自身、そして夫、子どものタイプをこの4つから選択してもらいました。
ではまず、ママに最も多いタイプはどれだったのでしょうか?
母はやっぱり強し!? ママに多い性格タイプはコレ!
なんと、リサーチ結果では、ママは「お人好し」と「楽天的」のタイプがほぼ同じ割合でツートップとなりました。
そして、研究で一番多いとされる「妬み深い」タイプが極端に少なくなっています。
Q:あなた(ママ)は次のうちどのタイプ?
1位 「お人好し」タイプ……35.98%
2位 「楽天的」タイプ……33.54%
3位 「悲観的」タイプ……21.34%
4位 「妬み深い」タイプ……6.1%
5位 4タイプのどれも近くない……3.05%
ママになると、特に幼児期には子どもに振り回される生活になりますね。子どものすることにいちいち落ち込んでいたら身が持ちません。
また急用ができた時の子どもの送迎などママ友との助け合いが必要になることも多いです。自分もママ友を助けてあげるということも多いはず。
ですから「お人好し」タイプや「楽天的」タイプが多くなっているのでしょう。
更に、子どもが二人三人になると、ますますクヨクヨなんてしている暇はありませんね。育児にも言ってみれば開き直りとも言える自信がつきます。
母はメンタル面でどんどん強くなって「楽天的」や「お人好し」でいられるのです。
ただし、子どもが大きくなってくるとまた状況は変わってくるでしょう。
例えば、子どもに受験をさせるとかお稽古事での競争が発生した場合など、子どもにライバルが登場します。
親子ともども、ライバルがいることでお互いが切磋琢磨していけるようになればいいですが、勢い余って「あの子には絶対勝ちなさい!」なんてことになると、「妬み深い」タイプに変身してしまうかもしれません。
メンタル面の強さが、いつのまにか嫉妬心の強さに変わらないといいですね。